浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
困ったときはまずどのような発想ををしていったらよいか。
認知行動療法的な考えもいいいのですが、それをやると長くなります。
もっと簡潔なものはないか。
あります。
覚えておくのはこの3つだけ!
・うまくいっているのなら、変えようとするな。
・もし一度やって、うまくいったのなら、またそれをせよ。
・もしうまくいっていないのであれば、(なんでもいいから)違うことをせよ。
これは解決志向アプローチといわれているカウンセリングのやり方の中心哲学です。
うまくいかなくなっているときって、いろいろ試してみているようでも、うまくいっていないことを繰り返していることがあります。
またせっかくうまくいっていることまで変えてしまったり、うまくいっていないと思い込んだりしているものです。
うまくいっているところを探して、それをやってみることが必要です。
それでもうまくいっていないのであれば、とりあえずなんでもいいので別のことをしてみる。
「なんでもよい」というのも大事。
問題解決に直接関係ないことでもよいですよ。
いつもより早く起きてみるとか。
奇跡が起こって状況が改善されたら、まずやるだろうなぁって行動とか。
いつも帰りの遅い旦那さんを怒っていたのを、旦那さんが遅く帰ってきたら踊りながら迎えてみるとか(旦那さんが心配して聞く耳をもってくれるかも?)
うまくいっていない昨日とは違う行動をとってみるといいです。
「こんなもんで良くなるものか!」と思いませんでした?
しかし、そういう思考パターンは「いつもやっていること」でありませんか?
だからうまくいっていないのではありませんか?
うまくいかない行動パターンに陥っているのです。
だから「うまくいっていないのであれば、なんでもいいからほかのことをやってみる」という発想は大事なんです。
何でもいいからやっていくうちに何かはあたる。
当たった方法はまたそれをする。
うまくいっているなら変えようとしない。
困ったときはこのような発想でやってみてはいかが?
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