家族のせいにすると・・・

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

家族療法って聞いたことあります?

よくある誤解が「家族が問題だから家族を治すのが家族療法」というもの。

これは違います。

困りごとを家族のせいにしたり、家族の「病理」というものを想定してそれを治すというのは家族療法ではないのです。

どうしても家族のせいにしたくなります。
そんな情報が書籍やインターネットに流れていますし。

家族のせいにしてしまうと「こうなったのは親のせい」「その親もまた、親からそのような扱いを・・・」という悪者探しの連鎖になります。
家族のせいにすると少しは楽になるかもしれません。
しかし「今後どうしたらいいの?」という問いには答えられず、苦しみは続くでしょう。

「家族とともに治療していく、一緒にどうすればよいか考えていく」というのが家族療法の基本です。

「この状況をなんとかしたい」と思ったら「これからどうしたらよいか?」を中心に考えていきましょう。

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