浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
強迫性障害の場合、何度も手洗い、確認などをしてしまいますよね。
それをやめる練習をしているときに「一回くらいは確認していいだろう」って思ってやっていません?
基本的にそれは強迫行為のきっかけになっていくのでやってはいけないのです。
「誰だって一回くらいは確認するのに・・・」
と思うかもしれませんが、その誘惑に負けてはいけません。
「玄関のカギを確認しないで本当に泥棒にはいられたらどうするの?」
「手を洗わないでいて、本当に大変な病気になったらどうするの?」
と何度も頭の中ではよぎるかもしれません。
ここで「一回くらいなら・・・」と、確認等をしてしまうと症状はなかなか改善していかないのです。
「確認は3回までにしよう」
「手洗いは5分までにしよう」
という練習方法は最初のきっかけとしてはいいかもしれませんが、それをずっとやっていてもよくならいものです。
また手洗いを我慢するだけで、汚いと思うものに触っていないということをしていてもよくなりません。
中途半端に練習やってもきついだけになります。
治したい!と思ったら、ある程度は覚悟を決めてやり「一回くらいは・・・」という誘惑に負けないようにしましょう。
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