浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
前回の続き。
自分の考えていることを観察するときのコツは「良い」「悪い」「正しい」「正しくない」と判断しないようにすることです。
できるだけ状況を認識するだけにして、判断をさけるのです。
判断しているときは心が浮き沈みします。
また「こんなことを考えてはいけない」ということも避けます。
「判断してしまった自分はダメなやつだ」は「判断」です。
なかなか判断しないって難しいものなんですよね。
どうしても判断したくなる。
白黒判断するべきだ、はっきりしないとなんとなく不安、となるかもしれません。
しかし、そうしてきて本当によかったですか?
判断しなくても物事がすすむことはたくさんあります。
ただただ「見ただけ」「考えただけ」「感じただけ」に収めておきましょう。
ちなみに常に判断しないでいられることは不可能です。
判断していることに早めに気づき、浮き沈みを小さくしていいくようにした方が良いでしょう。
ここまで読んで「難しい」「こんなとことなんかできない」という「考え」「判断」が出てきたら、「そんな風に考えているんだな」とそのままにしておきましょう。
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