「 2012年07月01日 」一覧

心穏やかにいるためには③

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

前回の続き。

自分の考えていることを観察するときのコツは「良い」「悪い」「正しい」「正しくない」と判断しないようにすることです。

できるだけ状況を認識するだけにして、判断をさけるのです。

判断しているときは心が浮き沈みします。

また「こんなことを考えてはいけない」ということも避けます。

「判断してしまった自分はダメなやつだ」は「判断」です。

なかなか判断しないって難しいものなんですよね。

どうしても判断したくなる。

白黒判断するべきだ、はっきりしないとなんとなく不安、となるかもしれません。

しかし、そうしてきて本当によかったですか?

判断しなくても物事がすすむことはたくさんあります。

ただただ「見ただけ」「考えただけ」「感じただけ」に収めておきましょう。

ちなみに常に判断しないでいられることは不可能です。

判断していることに早めに気づき、浮き沈みを小さくしていいくようにした方が良いでしょう。

ここまで読んで「難しい」「こんなとことなんかできない」という「考え」「判断」が出てきたら、「そんな風に考えているんだな」とそのままにしておきましょう。

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