浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
人と話していて昔のことを「言った」「言わない」と喧嘩になったことはありません?
これは水掛け論となってしまい、相手を責める結果となることがほとんどでしょう。
お互い自分の記憶が正しいと思っているので。
ところが、自分の記憶を疑ったことってあります?
時に人って勝手に記憶を作り出すことがあります。
この実験はややお遊びの側面がありますが、このようなことは日常生活でたくさん起こっていると思います。
ウソをつくつもりもなくても、人の記憶が歪められていることがあるのです。
これは虚偽記憶(false memory)と言われています。
欧米では裁判の証言などで数多く報告されていますし、様々な心理学実験でも確かめられています。
ちょっとした前のことでも、このようなことが起こるのです。
これがもっと昔のこととなると、さらに怪しくなります。
つまり「思い出」も勝手にストーリーが作られている可能性があるのです。
良い方向にも悪い方向にも。
良いと思う思い出は歪んだままの方が良いとは思いますけど・・・。
もしかしたらあなたの「思い出」は虚偽記憶かも?
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