うつ病時の考えの特徴

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

うつ病の時の否定的な考え方の特徴について、こんなことが言われています。

①自分自身に否定的
「自分は何もできない人間」「自分はダメ人間」

②周囲や物事に否定的
「周囲は自分のことをダメ人間だと思っているだろう」

③将来に対して否定的
「どうせ何やっても駄目だ」

全てにおいてダメだと感じてしまうんですよね。

うつ病になっている時はなかなか考え方のコントロールが難しいものです。

こんな時に「良い方に考えよう」としてもだいたいうまくいきません。

有名な大先生の自己啓発本を読んでもプラスには考えられません。

「自分のことを好きになろう」と考えてもまず好きになれません

考えられない状態が、うつ病なのです。

うつ状態がひどい時は考え方を直接コントロールしようと思いすぎないことが良いことが多いと思います。

お薬、休養をとった上で、うつ病特有の行動パターンを変えていくような、行動的側面のアプローチが有効なことがあるのです。

あまり考え方を変えることにこだわりすぎないことが、考え方を変える方向に向かわせるものです。。

もちろん、それをやるときは専門家の指示のもとの行ってくださいね。

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