浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
カウンセリングをしていると
「うつで動けなくて自分は何もしていない」
ということを耳にします。
「自分は何もできなくなってしまった」という訴えです。
うつになった人なら思ったことはあるのでしょう。
しかし、これもよくあることです。
実際に何をしていたか日常生活を記録してもらうと
「意外にも活動している」
ということ。
前回の話とリンクするところがありますが、うつの時は「できない自分」しか見えていない可能性があるのです。
また、非常に元気だった時と比較しすぎていて「まだまだ動けていない」と思っている場合もあります。
動けないと思っている人は、一度自分が何をしていたか記録してみると良いことがあります。
一週間ほどつけてみてください。
以外と動けている自分に気づいたり、ずっと同じような「うつ」なのではなく一日の中で悪いなりに変化していることに気づいたりできるものです。
そこに動き出せるヒントもたくさんあります。
ただ記録をつけてもらうことの欠点として、記録をつけるのがやや面倒なところではありすが・・・。
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