過去の話ばかりではよくなりません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「カウンセリングを受けたことがあるけれど過去の話ばかり聞かれた」
という声をきいたことがあります。

どうもカウンセリングにはこのイメージがつきまとうようです。

過去の話ばかりして良くなるのか?ということについては、
「良くなるという根拠はない」
と言えます。

そんなカウンセリングを受けている人が多いのではないでしょうか。

いわば「両親との関係、愛情不足が症状の原因」ととらえるような、根拠に乏しいカウンセリング手法が蔓延しています。

大学病院の臨床心理士から「強迫性障害の原因は両親との関係からそうなった」と言われた、という話もよく聞きます。

大学病院の臨床心理士でさえ、下手をすればそのような状態です。

認知行動療法など治療的根拠に基づいたカウンセリングを受けたことのある人は少ないことがうかがえます。

「どうすればよくなるか聞きに来たのに、幼少時のことを何回かにわけてそればかり聞かれた」
という不満となります。

そのような不満をもっている方は、認知行動療法をうけてみるとよいかもしれません。

ある程度何をどうしていけばよくなっていくかを説明してもらえるでしょう。

もちろん「認知行動療法を受けていればパッと症状が良くなる」ということはありません。

積極的に治療に参加して、日々努力をしてもらうことになります。

このため積極的なカウンセリングを受けたいという人におすすめです。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。