「 2012年04月 」一覧

改装予定

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

少し前にカウンセリングルームの模様替えについて書きました。

模様替えになった原因なのですが、実をいうとクリニック全体が微妙に改装となります。

ゴールデンウィークを使った短期の工事しますので、連休が終わったら7日から新生?クリニックになっているハズです。

といっても外来部分はあまり変わりませんので、多くの人にはあまり影響はありません。

5月1~2日は体格の良い工事のお兄さん達がクリニックに出入りすることがあるかもしれません。

ご了承ください。

カウンセリングのお部屋があるフロアも少しだけ変わりますよ。

微妙にですが・・・。

ちなみにゴールデンウィーク中のカウンセリング予約はすでにいっぱいとなっています。

しかしカウンセリングの予約受付は1~2日もしておりますので、ご希望の方はご連絡ください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


言わなくてはわかりません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

テレビを見ていたら番組の中で夫婦喧嘩をしている光景を目にしました。

キッチンで奥さんが切った肉をどうするかを夫に聞いたら、夫は鍋に肉を入れるのが当たり前、と話したことによって夫婦喧嘩がエスカレートするというもの。

奥さんにしてみれば肉を焼くのか、鍋に入れればよいかどうか、ただ聞いてみただけ。

夫はガスレンジでお湯を鍋にわかしているのだから、鍋にいれるのは「普通ならわかるだろう、わからないなんておかしい」という言い分。

こんな小さなところから夫婦喧嘩は大きくなっていくものです。

夫の「普通ならわかるだろう」という「普通」というものがくせ者だと私は思います。

カウンセリングで夫婦関係について相談にこられる方の多くが「こういう風に言えば普通なら夫(妻)はわかってくれる(自分の意図をくみ取ってくれる)」と思い、わかってもらえないと相手に対して不満を抱くといったパターンに陥っています。

「普通」「常識」というのは自分の価値基準です。

自分の基準と他人の基準は違う可能性があります。

言葉で伝えていないことは伝わっていないかもしれません。

「阿吽の呼吸」のように「言わなくてもわかる」ことが完璧にできることはありません。
むしろこのようなコミュニケーションは時として人間関係にヒビをいれることがあります。

具体的に言っていないものは正確に伝わっていない可能性があると思った方がよいでしょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


毎度うるさい生活リズム

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ゴールデンウィークが始まりましたね。

こういう時に生活リズムに毎度口うるさい私ですが、連休中に生活リズムを崩す人がいるので要注意です。

特に夜更かしと起床時間ですね。

できれば起床時間はいつも起きる時間より2時間オーバーくらいまでにとどめておいてほしいところです。

特に不眠の人は要注意です。

夜中寝ない→お昼に起きる→ゴロゴロする→昼寝をする→夜更かしする・・・といったパターンになっていません?

昼に寝て、動かないでいたら夜に眠れないのは当然です。

夜の不眠を昼寝で補うのは不眠のもと。

不眠に対しては睡眠薬も大切ですが、日中の生活リズムを整えることも大切ですよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


極端な考えは良いことも

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

心の病気になっている人は、考え方が極端になっていることが多いです。

だから柔軟にしていく練習をしていくとよいことがあります。

しかし、極端な考え方のすべてが悪いとは限りません。

ずば抜けている人は、極端な考え方をしている人が多いような気がします。

経営者、スポーツ選手、学者など、ほかには真似できないことをして、頂点に立っている方がいますよね。

だいたいどこかで極端なことをしています。

極端な考え方によって成功している人もいるのです。

私は結構極端な考え方の人が好きです。

面白い発想の人が多いので。

「中間」「中庸」が良いと言われることが多いのですが、全てをバランスよくしてしまうともったないような気がします。

うまくいっていないところだけを柔軟にして、極端でうまくいっているところがあればそれでよいはずですよね。

極端なところがあると思う人は極端な部分も自分の特徴ととらえていくと、良いことがあるかもしれませんね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


他人へのイライラは自分の価値観が反映されます

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

人に対してイライラする時。

こういう時って、自分の価値観が見えるものです。

イライラするのは、自分の期待と現実とのズレがある時。

期待に自分の価値観が反映されています。

「こうあってほしい」
「こうするべきでしょ」

と、いった具合に。

自分の中では常識でも、他人にとってはそうでないこともあります。

そうするとイライラすることも増えます。

そういう意味で他人へのイライラというのは自分自身を知る良い機会となり得るのかもしれませんね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


強迫性障害を患っていた期間が長いと治りにくい?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

以前書いたことがあるのですが、強迫性障害の患者さんは発症してから治療を受けるまでに何年もかかっています。

また行動療法までたどりつく人はさらに数年たっていることがほとんどです。

何年も経っていると「長い期間たっているから治りにくいのではないか?」と思う人が結構います。

実際のところは、そんなことはありません。

10年以上強迫障害で悩んでいる人が行動療法を受けて数ヶ月で日常生活に支障がないレベルまで回復することも珍しくはありません。

逆に強迫性障害になって間もないと「もっと楽な方法があるのではないか?」と思い、他の方法を試そうと
して治るまで時間がかかるのかもしれません。

もちろん早く治そうと思えばそれなりの努力が必要となりますけど。

私の経験では、良くなる・良くならないかは強迫性障害で悩んだ年数というよりも、やるか・やらないか、なのではないかという印象です。

当たり前と言えば当たり前ですが、長い間悩んでいてもやればよくなるんだ!と希望をもつ人もいると思います。

「今更やっても・・・」と思わず、良くなりたいと思ったら行動療法を受けてみましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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歪んだプラス思考

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

考え方のクセって誰にでもあります。

クセが全部悪いわけではありません。

不安になった時
「なんとかなるだろう」
っていうのも、考え方のクセとしてとらえることができます。

根拠のない決めつけですよね。
「何とかなるだろう」って本当!?その根拠は?って思いません?
何かあるかもしれませんよね。

ですからプラス思考ってとても歪んだ考えたでもあります。

しかしプラス思考が悪いという人はいませんよね。

時々プラス思考が正確に物事をとらえていると思っている人がいますが、そうではありません。

マイナス思考が正確に物事をとらえていることもあります。

問題になるのは、マイナス思考が過剰になるときです。

その過剰なところだけをちょっと柔軟にしていけるとよいのです。

考え方すべてを変える必要はありません。

あまりプラス思考にこだわりすぎないようにしましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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模様替え

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今日カウンセリングルームが模様替え?となりました。

実際のところは「模様替え」というよりも「物が増えた」というべきでしょうか・・・。

ダイニングのような部屋となってしまいました。

できるだけこれまでと違和感のないようにしてはいますのでご安心ください。

今回の模様替えにあたり、なぜテーブルを置くのか?という質問が職員からでました。

どうやらカウンセリングというと暗い部屋でゆったりとしたソファに寝て、なんかしゃべっている、というイメージみたいです。

このような誤解が結構あります。

実際のカウンセリングでは病気の説明をしたり、覚えてもらったり、話し合ったり、アドバイスをしたりといったことをするので、明るい部屋で説明しやすい環境でないといけないのです。

あやしげな雰囲気ではない(と思います)ので、安心していらしてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


洋服を買わせた後に、小物をすすめる理由

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

洋服を買う時、例えばスーツなどを買う時に、店員からスーツの後に小物をすすめられませんか?

もちろん、小物を買わせるのが目的ですが、スーツの後に小物ということが店員がやる基本です。

なぜならば、スーツはだいたい値段は高いものです。
そして小物は安い。

最初に見せたものが高くて次に見せたものが安い場合、実際以上に2場面に見せたものが安く感じるのです。

2番目に見せるものが1番目のものと異なっている場合、必要以上に異なって感じる錯覚をコントラストの原理といいます。

この原理を利用しているの典型が高い服を買わせた後に小物をすすめるというものです。

洋服屋さんでいらないと思っていたものを買う傾向がある人は注意が必要ですね。

ひっかからないためには、買おうと思ったもの以外は買わないと決めておくことです。

そして、この店員はコントラストの原理を利用しているんだなぁって思ってください。

それでも洋服を試着したあと、店員は靴を合わせようとしたり、小物を合わせようとしたりすることがあります。

これは親切でやっているのではなく、買わせるためにやっているので気をつけましょう。

こう考えると、洋服屋さんの店員って信用できなく感じちゃいますけど。

余計なものを売ろうとしない店員さんっていないかなって思ったことありません?

そういう人から買いたいなぁって思うのは私だけでしょうか。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


うつで何もしていない、は本当?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

カウンセリングをしていると
「うつで動けなくて自分は何もしていない」
ということを耳にします。

「自分は何もできなくなってしまった」という訴えです。

うつになった人なら思ったことはあるのでしょう。

しかし、これもよくあることです。

実際に何をしていたか日常生活を記録してもらうと
「意外にも活動している」
ということ。

前回の話とリンクするところがありますが、うつの時は「できない自分」しか見えていない可能性があるのです。

また、非常に元気だった時と比較しすぎていて「まだまだ動けていない」と思っている場合もあります。

動けないと思っている人は、一度自分が何をしていたか記録してみると良いことがあります。
一週間ほどつけてみてください。

以外と動けている自分に気づいたり、ずっと同じような「うつ」なのではなく一日の中で悪いなりに変化していることに気づいたりできるものです。

そこに動き出せるヒントもたくさんあります。

ただ記録をつけてもらうことの欠点として、記録をつけるのがやや面倒なところではありすが・・・。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。