こんな会話になっていませんか?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

私のところにカウンセリングにくる方は、うちのクリニックだけではなく、いろんな医療機関にかかっている人がきます。

よくこんなことを患者さんから耳にします。

診察が始まり主治医から
「調子はどうですか?」
と聞かれる。

「まぁまぁです」
と言えば
「じゃぁ、同じ薬出しておきますね」
となる。

「調子よいです」
といえば
「お薬減らしましょうか」
となる。

「調子悪いです」
と言えば、
「じゃぁ、お薬増やしますね」
となる。

また
「どうしたらよいですか?」
とアドバイスを求めると
「ゆっくり休んでください」
といわれる。

この会話を繰り返して、何年も経っているというのです。

これだけでもよくなる人はいますが、自分の苦しんでいる背景を詳しく知ってもらって、何をどうしてよいかアドバイスがほしい、と思っている患者さんも多いと思います。

しかし、実際は上記のような会話で終わることがほとんどではありませんか?

それで自分で薬をやめて、再発して、元に戻るといったパターンに陥っていませんか?

これを防ぐためには、お薬への疑問等はきちんと診察の時に話すことが大切です。

前にも書きましたが、メディアにでているとか、本を書いているかとか、有名なお医者さんかどうかではなく、きちんと話し合えるお医者を選んだ方がよいと思います。

また、うつ病や不安障害などの具体的な対処法については臨床心理士も専門であったりするので、薬物療法以外の方法を知りたいと思ったら、カウンセリングを受けるようにしてください。

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