ホワイトデーのプレゼントの効果をあげるためには

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今日はホワイトデー。

駅ナカではケーキやお菓子を買い求める男性で前に進めないくらいでしたね。

当日に買う人が多いのですね。

バレンタインデーのお返しをした人も多いではありませんか?

お返しといえば、以前に紹介した「返報性の原理」。

「返報性の原理」というのは、他人から何かしてもらうとお返しをしなければならない、と思ってしまう人間の傾向のことです。

そういう意味ではお目当ての男性がいた場合、バレンタインデーの時にあげておくと、返報性の原理が働いてなにかをもらえるということになります。

心理学の実験では、このプレゼントの渡し方が返報性の原理を高めると、いわれています。

実験の一つとしてレストランに行った帰りに、店員からお口直しのキャンディを渡して、チップの違いを調べるものがありました。

当然、キャンディを渡した方がチップが多い結果となりました。

さらにキャンディを普通に2個渡した人よりも、一個だけキャンディを渡した後、テーブルから離れるそぶりをみせて、戻ってきてさらにもう一個キャンディを渡した方がチップが多い結果となったのです。

つまり意外性のあるプレゼントをした方が、効果が高いと言えるのでしょう。
自分ではなく「相手にとって意外性がある」ということが大事です。

もうホワイトデーが終わる時間ですが、これからプレゼントを渡す人は、ちょっとしたサプライズをしかけながら渡して、相手に何かをお願いすると、言うことを受け入れてくれる・・・かもしれません。

もちろん、そのサプライズが相手の気に入らないものであれば逆効果ですが・・・。

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