浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
パニック障害の認知行動療法というと、
「不安なところに行ってみて練習していく」
ということがメインになることが多いです。
しかし、その他にも別なやり方もあります。
例えば、パニック発作の時に起こる身体感覚自体に慣れていくような方法です。
具体的には過呼吸発作のような症状を意図時に起こして、治まるのをその場で体験してもらったりします。
ちょっと最初は怖いのですが、発作の感覚に慣れていくことによって、発作をあまり恐れなくなっていくのです。
発作を恐れなくなるので、怖い場面にいっても大丈夫になります。
だから不安場面が多い方なんかはいちいちその場面を練習しなくても、自信がついてくる可能性があります。
リラクゼーションをしたり、気そらしをしていたり、頓服を飲んでもうまくいかない人なんかには、特に有効ではないかと。
発作が出ないような対処をしているうちは、一時的によくなったとしても「いつ発作が起こるのだろう」という不安から抜け出せないことが多いものです。
認知行動療法にも色々なやり方があるので、認知行動療法の専門家の方に相談してみてください。
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