浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
強迫性障害の人は「自分のような症状の人はあまりいないだろう」と考える人が多いような気がします。
しかし、調査によればだいたい1~2%の人がかかるといわれています。
100人に1~2人ですよ。
結構な確率です。
ですから珍しい病気というわけではありません。
また、身体の病気を含めた様々な病気を対象にした研究によると、強迫性障害の病気による人生の損失年数は20位にランクインしているのだそうです。
つまり、結構な割合で悩んでいる人がいて、その人は強迫行為や観念に囚われている時間が長いと言えるのです。
実際は医療機関にすらかかったことがない人が結構いるんじゃないかなぁと感じています。
何回も書いていますが・・・強迫性障害には薬物療法だけでなく、行動療法も効果が認められています。
行動療法の方が効果が高いという研究結果があるくらいです。
医療機関を受診するのに時間がかかり、行動療法を始めるのに時間かかると損失年数はさらに長くなってきます。
早めに治療を開始してくださいね。
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