浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
毎年恒例の、サラリーマン川柳。
今年も色々でていますね。
私は結構好きです。
以前のサラリーマン川柳のノミネートで
「『前向きで』 駐車場にも 励まされ」
というものがありました。
う~ん、印象深い・・・。
世の中「前向きに」っていうメッセージ多いですからねぇ。
でも、「前向きに」って疲れませんか?
前向きになれないことだって多々あります。
どうしようもないことかもしれないけれど、愚痴を言いたいことってありません?
後ろ向きなことを言ったってどうしようもないけれど言いたい。
言ったら「嫌われるだろうなぁ」って思う。
そんな風だとどんどんストレスがたまってしまいます。
前向きになれない自分に落ち込むなんてことになったら本末転倒です。
前向きだって、後ろ向きだって、どっちの自分があっても良いのです。
文字通りの「前向き」にこだわっているうちは前向きにはなれません。
必ず後ろ向きな時も人生にはあるのですから。
後ろ向きな自分があってもいいんだと思える。
それこそ「前向き」なことなのでは?
「後ろ向き」を「後ろ向き」ととらえるから「後ろ向き」なのであって、「後ろ向き」を「前向き」にとらえれば「前向き」になる・・・ややこしいですね。
もちろん駐車場で「前向き駐車」と書いてあったら前向きに。
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