浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
不安障害で悩んでいる人は解決策だと思っていることが、悪化要因になっていることが多いものです。
例えば、
人目が怖いと感じる
対処:人目から逃れるために人がいるところを避ける。
パニック発作が怖い
対処:水を持ち歩くようにしている。リラクゼーションをする。
玄関の鍵を閉めたか不安
対処:何度も家にもどる。
など。
どの対処法も不安や恐怖を解消するために行っていますよね。
上記の例は、よく悪化要因として挙げられているものです。
一時的に楽になっても、根本的には不安は解消されないばかりか、さらに不安を強くさせるものばかりなのです。
つまり、不安が長く続く人というのは、不安を解消しようとしてやっている解決策が、悪化要因になっています。
それに気付かないといつまでも不安に悩まされることになります。
ですから、自分は不安が強いなぁと思う人は、不安に対して今していることをチェックすることが必要です。
チェックする項目は・・・
①どんな場面で不安になるか
②その時、どんな考えや身体的な症状が出現するか
③その症状に対してどのようなことをしているか
この3つはチェックしてください。
特に③の対処法が不安の症状を長引かせている要因になっているかもしれません。
③の対処法をやめて、別のことをする練習をすると改善していく可能性があります。
どうすればよいかわかりにくい時は、認知行動療法の専門家に相談してみてください。
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