浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
私が講演会の講師をやることがある、というと「鈴木さんは人前で緊張しないんですね」と言われます。
そんなわけはありません。
多くの人の前で話すのは緊張します。
時間が近づくにつれ、胸のあたりに独特の感覚が出てきます。
時々足が震えることもあります。
「つまんない講演会だったな、って思われたらどうしよう」とも考えます。
すぐに治まりますけど。
人前で話すのが緊張して困っている人の多くは、不安を下げようとばかりする傾向があります。
深呼吸したり、プラス思考にしたり、リラクゼーションしたり、頓服のんだり。
それですめばよいのですが、本当に緊張する時ってそんなことはあまり役に立ちません。
むしろ、悪循環になってしまうことが多いでしょう。
対処方法ばかり考えていたら、だんだん疲れてきて、人前で話すことを避けるようになってきてしまいます。
緊張感が出てきたときのコツは緊張感を受け入れていくこと。
「緊張感を受け入れたら緊張感はなくなる」というのは受け入れたことになりませんよ。
「受け入れる」というのは緊張を下げるのではなく、「緊張との付き合い方」を変えていくということに近いかもしれません。
それは認知行動療法の中で練習方法があるので、人前で話すことが苦手で困っている人は相談に来てください。
うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。