浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
自分の考えていることを客観的にみてみる練習があります。
別に小難しい本なども読まなくてもできますよ。
簡単な方法の一つは自分の考えていることに
「~と考えている」
「~という考えをもっている」
とつけてみることです。
例えば
私はダメな人間、と考えている
といった感じに。
「私はダメな人間」だけだと、私=ダメな人間、ということになってしまいます。
それを「~と考えがある」というと、私はダメな人間=考えていること、ということになります。
つまり私=ダメな人間ではなく、単なる考えであるという認識をする練習です。
簡単ですよね?
やり方は簡単ですが、やっていくと難しいもの。
よくあるのは「自信のない人間」と思っている人が「それは考えではなく事実です」と納得いかない場合。
それも「考えではなく事実だ、と考えている」としてよいかもしれません。
自信のないことに自信があるのですし。
自信があると考えているものもあるし、自信がないと考えているものもある、というのがより正確な表現でしょう。
毎日練習してみると、自分がいかに事実かどうかわからない「考え」にしばられているかがわかるようになってきますよ。
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