浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
強迫性障害と診断されていて、何年間も薬のみで治療している方を良く見かけます。
強迫行為は多少軽減されていたとしても症状は結構残っていたりします。
そして薬をやめると症状がすぐに再発して、また何年も薬を飲み続けるという結果。
カウンセリングに行ったけど、ただ話を聞いてくれるだけ。
発症してからもう数年~10年以上経っている。
そんな人をたくさん見てきました。
専門家から「強迫行為をしないようにしたって無理なんだから、確認するしかないんじゃない?」と、適切ではない助言をされ「もうこれが自分なんだ」と思って、治療をあきらめて強迫行為を続けている人もいるようです。
そんな風になっている人がいたら諦めないでください。
行動療法を受けましょう。
行動療法は色々な病気に効果的ですが、今のところ強迫性障害への効果が一番良いというデータが出ています。
強迫性障害には行動療法が有効であると知っていても、受けたことがある人は稀です。
ほとんどの方は薬物療法以外の適切な治療を受けていないと言って良いのかもしれません。
行動療法は自分から治療者を探して受けにいかなければいけません。
つまり「いつか誰かが行動療法を勧めてくれるだろう」と待っていては今のままです。
長い間強迫性障害で悩んでいる方は行動療法を受けてみましょう。
うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。