休職中の過ごし方-図書館について

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

心の病気で休職中が、よく受ける指導の一つが「図書館に行きましょう」です。

しかも毎日9時~17時まで、なんて言われます。

「そんなことできるか!」って思いませんか?

毎日だとやることがないですし。

もちろんリハビリの一環で、図書館は一つの資源としては役に立ちます。
なんといっても、お金をかけずに毎日いけますので。

しかし、何か資格をとろうとしている人や読書が好きな人でなければ、毎日もちません。

要は決まった時間に起きて、外出して、集中力を使うような作業をして、夕方帰ってくる、ということが必要なわけです。
それを図書館だけに限定する必要はないでしょう。

軽い運動したり、趣味をしたり、人と会ったり、そういうことだって日常生活に組み入れていっていいのです。

「図書館に行くのは目的ではなく手段である」
ということを忘れないようにしましょう。

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