浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
気分の落ち込みは誰しも嫌なもの。
しかし、あまり良い気分でいようと思いすぎると、気分が落ちたことに落ち込むことがあります。
ただでさえ落ち込んでいるのに「あ~また気分が落ちてしまった」といった感じです。
気分には波があります。
良い気分も悪い気分も永遠に続くことはありません。
これを忘れると、うつの時に「悪い気分は永遠に続くのでは?」と考え、良い気分になった時は「またいつうつになるのだろう?」と考え、さらに落ち込みます。
そうすると「やっぱり落ち込んだ」と思ってさらに「うつ」になるのです。
つまり、悪い気分を怖れ過ぎたり、良い気分にとどまろうと強く求め過ぎたりすると、良い気分になった時でさえ人生を楽しめない可能性があります。
大きすぎる波は小さくした方が良いと思いますが、気分の波を受け入れていくことも、ストレスマネジメントの一つですよ。
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