「 2011年12月 」一覧

企業で研修会を開催

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

クリニックは休みになりましたが、私は来月開催する講演会の資料作りでバタバタしています。

今年もブログには書いていませんが、色々と研修会をやりました。
中でも一番多かったのは企業での研修会講師でした。

心の病は企業にとっても大きな関心事のようです。

「うつ病はげましていけない、と言われるけど、ではどうすればいいのか?」
「どこまでが病気で性格なのかがわからない」
「診断書にはうつ病と書かれているけれど、本当にうつ病なのか?」
「どこまで業務をやらせてよいのかわからない」

など、一般の方にはわかりにくいことが多いようです。

特に「教科書的なところはいいから、実際のところはどうなの?」
と、いうニーズがたくさんありました。

研修では管理者向けで、心の病について、部下に対する話しの聴き方、マネジメントスキルなどをやりました。

臨床心理士が会社でのマネジメントスキルを?と思う人もいるかもしれませんが、実は行動療法と同じ原理を応用したマネジメントスキルっていうのもあります。

行動療法の原理っていろんなところで使われているのです。

行動療法を一般の人が学んでいくと、病気の治し方だけではなく、部下の扱い方、パフォーマンスの上げ方、子どものしつけの仕方、声かけの仕方、ダイエットの仕方などいろんなことに使えます。

カウンセリングで行動療法を受けた方は、生活の中で使えるところがあるので、応用してみると面白いかもしれませんよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


うつと思ったら躁状態かもしれません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

うつ病と診断されていたのに、なかなかよくならない人で双極性障害(躁うつ病)だった、という人を結構みます。

病院に行く時は落ち込んでいる時に来ますよね。

そして良くなったら病院にこなくなります。

当然ですよね。

しかし、ここが落とし穴。

良くなっていると感じられている時って、実は躁状態である可能性があるのです。

躁状態の時の自分が本来の自分と思いこんでいることが少なくありません。

躁状態の時に色々やりすぎたり、人間関係に支障をきたしたりしてうつ状態に陥り、「うつが再発しました」と言って病院を受診するかもしれません。

そうするといつまでたってもうつ病の治療になってしまい、双極性障害の治療を受けられないということがあります。

うつ病かと思っていたら双極性障害ということがあるかもしれません。

元気な時に、
活動が異常に多い、
浪費してしまう、
あれもこれもやろうとしてしまう、
頭の回転が早くなりすぎている、
色んな人にメールや電話をしてしまう、

などの症状がある人は医師に報告しましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


ガリレオを見て思うこと

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今年のカウンセリングの実施日は29日までとなります。

新年は1月4日からです。

もう少しで今年も終わりです。

一日一日を大切に過ごしていきましょう。

今日、テレビで「ガリレオ」という映画がやっていました。

主人公は「全ての事象には理由がある」という信念をもって事件を解決していくストーリーのようです。

これはこれでよいのですが、全ての事象には理由がある、と言うことの意味が「事象には必ず原因がある」というとらえ方をすれば、心の病気にはあてはめてはいけません。

このブログで何度も書いているように、心の病の原因は一つではないことが多いのです。
「理由はわからなくても解決には至れる(かも)」というスタンスで、心の病は治していきます。

合理的、論理的に考える人ほど、精神科的なこのスタイルを理解できません。

周囲に合理的な考えの人がいた場合は、心の病の人をみるとすぐに原因をつきとめようとして、原因を聞きだし「じゃぁこうしたら」と的外れなアドバイスをしてしまう、ということを結構みかけます。
そのようなアドバイスは心の病の人をさらに追い詰める可能性があります。

心の病に関しては、謎解きはほどほどにした方が良いですよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


埼玉でうつ病の認知行動療法を受ける

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今日NHKでうつ病の認知行動療法についてやっていましたね。

今回のNHKの番組のように、うつ病の治療というとほとんどに認知行動療法が紹介されていると思います。

うつ病はお薬と休養で回復する病気と言われています。

一方で、薬を何度も変えて調整しても休養してもなかなか回復せずに、長期間うつ病に苦しんだり、何度も再発を繰り返す人も少なくありません。

お薬でうまくいかなかった時に、他にどんな治療法があるか調べて困ったことはありませんか?

○○療法というものがたくさんあります。

しかし、治療的効果が認められている治療法はほとんどありません。

その少ない治療法の中で治療的効果があるというデータがあるのが、認知行動療法です。

うつ病治療で必ずといって認知行動療法が出てくるのはこのためです。

お薬は重要です。
それでも長い間改善が認められない場合、いつまで現状維持でいますか?

お薬以外の方法を探している方は認知行動療法を受けることをおすすめします。

NHKでは沖縄での認知行動用法が紹介されていました。
埼玉県もがんばらないといけませんね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


クリスマスに日々是好日

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

クリスマス・連休で、街は人でいっぱいですね。

日本のクリスマスに対してどう思うかは人それぞれだと思いますが、どのように考えてどう過ごしたら、楽しく過ごせるかが大切です。

クリスマスがワクワクするならばそれがよいと思います。
日々の嫌なことは脇に置き、楽しい時間に没頭してください。

クリスマスはどうでもよいと思う人ならば普段の休日のように過ごすとよいと思います。
下手にクリスマスにこだわって考えるとイライラするのでやめましょう。
イライラしている時間、本当はどう過ごしたいのか考え、実行してください。

楽しく過ごすのも、イライラして過ごすのもあなた次第。

明日はどうなるかわかりません。

クリスマスに言うのもなんですが
「日々是好日」と言われるように
「今日は良い日だった」と思えるような生活をすることが大切です。

「良い日だったなぁ」と思い込みなさい、ということではなく、
そう思えるような生き方をしましょう、ということですからね。

何事も思うだけではなく、実行することが大切ですね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


クリスマスパーティが苦手な人は・・・

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

クリスマス・イブです。

当然クリニックは通常診療しています。
カウンセリングも同様です。

今年最後の土曜日のカウンセリングなので、土曜日しか来られない方はご注意くださいね。

クリスマスというとクリスマスパーティに参加される人もいるでしょう。

パーティが苦手な人は結構苦痛ですよね。

何を話して良いのかわからない、と悩んでいる人が多いのかもしれません。

そのような人の特徴として「面白い話をしなくてはいけない」という考え方の癖があったりします。
そうするとプレッシャーになってさらに話せなくなるという悪循環。

会話というものはそんなに面白い話ばかりで成り立っているのではありません。

このことを忘れるとつらくなってきます。

「面白い話をしなくては」「自分なんかと話してつまんないと思っているのだろう」と思いすぎると会話に注意が向かなくなるので、注意は目の前の話している人に向けていきましょう。

最初は難しいのですが、練習次第でできるようになってきますよ。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


欲深いといけませんね

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

浦和すずのきクリニックの忘年会がありました。

お店を貸し切っての忘年会。
ベリーダンスあり、くじ引きありの忘年会であっという間の2時間半。

私は欲深い人間なのでくじ引きの景品が気になって仕方がありません。

結局あたったのは入浴剤だったんですけどね。

欲深い人間にはなかなか当たらないようになっているのかもしれません・・・。

それでもアフタヌーンティの入浴剤。
ちょっとリッチな感じです。

帰りにはなんと参加者全員にプレゼントが!
箱には「自由が丘ロール屋」のネームが入っています。
まさか有名店のロールケーキをみんなにプレゼントか!?
と期待していたらクッキーでした・・・。
やはり欲深いといけませんね。
景品です
しかしさすが有名店だけあってか、おいしいクッキーでした。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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強迫性障害で長い間悩んでいる人

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害と診断されていて、何年間も薬のみで治療している方を良く見かけます。

強迫行為は多少軽減されていたとしても症状は結構残っていたりします。

そして薬をやめると症状がすぐに再発して、また何年も薬を飲み続けるという結果。

カウンセリングに行ったけど、ただ話を聞いてくれるだけ。

発症してからもう数年~10年以上経っている。

そんな人をたくさん見てきました。

専門家から「強迫行為をしないようにしたって無理なんだから、確認するしかないんじゃない?」と、適切ではない助言をされ「もうこれが自分なんだ」と思って、治療をあきらめて強迫行為を続けている人もいるようです。

そんな風になっている人がいたら諦めないでください。

行動療法を受けましょう。
行動療法は色々な病気に効果的ですが、今のところ強迫性障害への効果が一番良いというデータが出ています。

強迫性障害には行動療法が有効であると知っていても、受けたことがある人は稀です。
ほとんどの方は薬物療法以外の適切な治療を受けていないと言って良いのかもしれません。

行動療法は自分から治療者を探して受けにいかなければいけません。
つまり「いつか誰かが行動療法を勧めてくれるだろう」と待っていては今のままです。

長い間強迫性障害で悩んでいる方は行動療法を受けてみましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


コラーゲンと思い込み

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

寒い日が続いています。

こんな日は鍋が食べたくなりますね。

美容に気をつけようとしている方はコラーゲン鍋なんか意識する人も多いようです。
次の日
「お肌がプルプルになった」
という会話をよく聞くような。

しかし、コラーゲンって食べ物から摂取しても美容効果があるかどうかは科学的根拠に乏しいって知っていました?

つまり、お肌がプルプルになったという感覚は
「気のせい」「思い込み」
ということ。

前回の記事の原因の錯覚とも関連しているのかもしれません。

思い込みって怖いですよね。
気付かないうちに洗脳されているんです。
しかも事実を突きつけられると「いや、確かにあの時肌の具合が変わった」と反論したくなる人も多いもの。
思い込みから脱するって結構難しいのです。

仮に肌のつやが本当に変わったのなら、他の要因を考えましょう。

そもそも一回何か食べただけで肌が改善されたら、そんな食べ物は怖いですよ。

そんな楽してお肌がキレイになる方法なんてないものです。

地道に生活習慣、食習慣、ストレスへの対処を変えて行くのが一番ということでしょうか。
生活習慣、食習慣を変えることが一番難しいとは思いますけど・・・。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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由紀さおりの再ブレイクの理由?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ちょっと前から由紀さおりが再ブレイクしているニュースが流れていますね。

夜明けのスキャットを聞いて懐かしいなぁと思う方も多いと思います。

改めて聞いてみると良い曲ですねぇ。

さて、このニュースが流れていて気になったこと。

「なぜ今再ブレイクしたのか」について。

発売された時代と今の時代の共通点とか、郷愁の思いにさせられるとか、共演者のおかげとか色々言われていますが・・・。

こういうニュースを聞くと「そうだなぁ」ってすぐに思ってしまうことってありません?

これは以前にも書いた原因の錯覚ですよね。

偶然の共通点を挙げられると、そうだと思ってしまう錯覚です。

再ブレイクした本当の理由は
「いろいろ」
というのが本当のことでしょう。

出来事の原因は一つではありませんから。

まぁ、そんな答えではニュースとしてはつまらないですよね。
「これが原因だ」と言われた方がすっきりしますし。
想像をふくらました方が印象に残りますよね。

これは心の病全般にも言えます。

うつの原因は何ですか?という質問の答えは「いろいろ」というのが本当のことですが、それだとがっかりする人が多い印象です。

原因がわからなければ解決ができないと思いこんでしまうようです。

心の病の場合は原因がわからなくても、治療できることがほとんどですので、原因は無理に決めつけなくても良いのです。

「心の病の原因は○○だ」
と決めつけている情報を見たら、それは考え方の一つで、事実とは限らないと思っていいでしょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。