強迫性障害-家族がまずやること

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害は家族を巻き込むことが多いです。

最初は自分だけの強迫行為だったけれど、だんたんと家族にも求めていくようになります。

そうすると、本人の症状はさらに悪化して家族もストレスがたまっていくという悪循環にはまっていくもの。

本人も家族もどう対応してよいのかわからずに困っているという声をよく聞きます。

まず家族がやることとして、強迫性障害への知識を得ることです。
強迫性障害の場合、現在のところ効果があるというデータがあるのは薬物療法と行動療法ですので、書籍などをみてみるとよいとでしょう。
だいたい書いてあります。

この二つは専門家の間でもよく知られてはいますが、行動療法に関しては実際のところ受けたことのない人が多いのが実情でしょう。
残念ながら実施できる機関は限られています。

まずは本人、家族が治療に対しての正しい知識を持つことから始めてください。
そして、薬物療法・行動療法を受けにいきましょう。

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