浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
時々患者さんが医師とのコミュニケーションがうまくとれないということを聞きます。
カウンセリングと比較すると、医師の診察は時間が短いのでコミュニケーションのズレが起こってしまうのかもしれません。
例えば、患者さんは気になっていることがあり、聞きたいことがあるのだけれど、いざ診察となると慌てて聞き逃してしまう。
または「次の患者さんが待っているのに迷惑になるのかな」と思って、聞けていないとか。
「調子はどうすか?」「睡眠は?」「食欲は?」と聞かれ、
「特に変わりません」と答え、
「それじゃ、同じお薬だしておきますね」で終わってしまうパターンが多いようです。
また自己判断で薬を中止してしまっているけれど、医師に言っていない、など。
どちらも正確な情報不足してしまい、適切な処方を受けられない原因となりかねません。
この対策として、まず普段から聞きたいことは聞くようにするとよいでしょう。
医療は信頼関係が大事です。
つい診察の時に何を聴けばよいか忘れてしまう、うまく話せないという方は、聞きたいことをメモしてくると良いでしょう。
かといってメモが長すぎると、結局何がききたいのか焦点がぼやけることがあります。
メモは要点をまとめて箇条書きにしてみると、うまく聞きたいことが聞けますよ。
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