浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
眠れない人は何時に寝床に行けばよいのか-第2回目です。
寝床に何時にいけばよいかを決めるには、ちょっと面倒な作業をやらなくてはいけません。
まぁ、やると決めれば何とかできる程度のものですが。
まず一週間の睡眠についての記録が必要となります。
ダイエットと同じで記録すること自体に治療的効果がある場合もあります。
それと規則正しい生活リズムにもつながるので、生活リズムを整えたい人は必見です。
最低限4つの情報を記録してみましょう。
①寝床にはいった時刻
とりあえず、寝床にはいった時間です。
②朝起きた時刻
朝、寝床から離れた時間です。
③寝つくまでにかかった時間
寝床に入ってから、眠るまでの時間です。
これは自分のだいたいの感覚での判断でOKです。時計を見てはいけません。
④夜中に途中で起きた時に、何分くらい起きていたか
これも時計を見ずに、だいたいの感覚でOKです。
③と④で時計を見なくてもよいのか?と気にする人がいますが、大丈夫です。
感覚で時間を判断すると、当然実際の時間とずれるのですが、何日間分を平均すると実際の時間との誤差が少なくなるというデータがあるのです。
不思議ですよね。
あと寝床で時計を見てはいけない理由として、眠れない時に時計を見ると焦ってさらに眠れなくなるからです。
寝てから起きるまで、時計はすぐに見ることができない場所に置くこともポイントです。
次回は今回の睡眠の記録から、何時に寝床にいけばよいのかの計算方法をお話しますね。
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