「 2011年09月 」一覧

躁状態は注意

臨床心理士の鈴木です。

うつ病かと思っていたら、よくよく聞いていくと「躁」状態が隠れている場合があります。
「双極性障害」というものです。

躁状態の症状としては
①気分が良すぎる、ハイになる、怒りっぽくなる、等が他人からいつもと違うといわれる
②自分が偉くなったように感じる
③いつもよりおしゃべりになる
④色々な考えが次々に浮かぶ
⑤注意がそれやすい
⑥活動性が高くなり、ひどい時はじっとしていられない
⑦後で困る結果となることに熱中(浪費、商売への投資など)

などがあります。

うつ状態が消えていったかと思えば躁状態になったりします。

その時に「もううつが治った」と思いこむことも少なくありません。
それどころか躁状態の時に「これが本来の自分なんだ」と勘違いしてしまったり。

注意深く過去を振り返っていかないと、見逃しやすいでしょう。

睡眠時間が少なくてもよいと感じたり、
いろんなアイデアが思い浮かんだり、
色んな人にメール、電話をしまくったり、
急に人に傲慢で失礼な態度をとったりしたことがある人は注意が必要です。

躁の症状がある場合はうつ病の治療とは違ってきます。

躁状態があると、治療も違ってきます。
気付いた時は治療者に相談してみましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています


心の病気のサイン

臨床心理士の鈴木です。

心の病気になる時はたいてい何らかの症状があります。

それは抑うつ気分などいわゆる「心」の症状だけとは限りません。

・頭痛
・微熱
・肩こり
・下痢
・吐き気
・動悸
等の身体的な変化

・過食
・飲酒量の増加
・浪費
・やつあたり
等の行動的な変化。

あと
・集中力の低下
・判断力の低下
・いらいら
・急に泣き出す
などなど、多彩です。

気づきにくいのは身体的な変化かもしれません。

だいたい内科で検査を受けて異常なしで、異常がないので「ストレスなんじゃない?」と言われ精神科をすすめられます。

身体の症状なので、どうもマッサージや怪しげなカイロなどに行く人も多いようです。
特に「自律神経の問題だね」といわれると、そのようなところに「治療」にいってしまう。
もちろん気持ちいいので行くのは構いませんが、心の病気がありそうな時は精神科でもきちんと治療をした方が良いです。

時々「精神科は根本を治すものではない」と言い、自分の治療院は「根本を治す」というあやしげな「治療院」を見かけます。
気をつけましょう。

一度心の病気になった方は自分なりの初期症状を把握しておいて、症状が出てきたら「何か無理していない」と問いかけ、ストレスマネジメントをしていくとよいでしょう。

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他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています


不眠と休日起きる時間

臨床心理士の鈴木です。

今日は金曜日。

明日は土曜日で台風の接近で雨が降る確率が高い。

雨だと外に出たくない。

そうすると明日は「一日寝ていよう!」
と思う人もいるでしょう。

元気な人ならいいのですが、不眠で悩んでいる人はこれをやってはいけません。

土曜の夜は眠れなくなる可能性が高くなります。

そうすると日曜日も生活リズムがいつもより遅くなります。

日曜の夜も眠れないことになり、月曜日がつらくなります。

そうすると仕事にいくのがつらくなる・・・という悪循環。

これを防ぐために休みの日でもある程度は同じ時間に起きることが必要です。
ちょっときついかもしれませんが、このようなことが不眠対策となります。

朝起きてもやることがないとすぐに寝てしまうことになるので、前日にやることを決めておくと動きやすいかもしれません。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
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「うつが治る5つの法則」

臨床心理士の鈴木です。

今日の記事のタイトルをみてどう思いました?

仮にこのような本があったとして、
「うつが治るためには」
というタイトルの本が隣にあったら、どっちの本を手に取りますか?

私はよくさいたま市や東京の本屋に出没します。
インターネットで簡単に本は手にはいりますが、やはり手にとって中身を吟味した方が良いので、買いたい本は一度本屋で見てみます。

また本屋に行って何か面白そうな本がないか見るのも一つの楽しみです。

タイトルに目がいくことが多いのですが、最近やたらと気になること。

○○のところに数字が入るタイトル

○○の法則
今日からできる○○のこと
大切な○○の習慣
○○日○○分でできるダイエット

・・・などなど。

知っている人も多いと思いますが、興味を引き付けるために数字を入れるテクニックです。
どのような数字を入れたらよいかについてもテクニックがあります。
インターネットでのノウハウもののタイトルでも多いですね。

本屋で思うのは、このようなタイトルが乱立していること。
今に始まったことではありませんが・・・。

そんなタイトルばかりなので、タイトルで興ざめしてしまうことがあります。
まぁ、そのような本や記事が実際興味をそそられることもありますけどね。
中身が良ければそれで良いのですし、読まれなければ価値が伝わらないということもわかりますけど・・・。
もうちょっとタイトルのバリエーションを増やしてもらえると興味がそそられるのですが。

数字を入れるテクニックについて知らない人は、本屋さんに行ったり、インターネットでそんなタイトルを探して見てください。

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