臨床心理士の鈴木です。
うつ病の典型的な治療としては
①薬物療法
②休養
③認知行動療法
が、挙げられています。
薬と休養はやったことがあっても、認知行動療法をやったことがある人は少ないでしょう。
これだけマスコミに取り上げられいるのにもかかわらずです。
何度もこのブログでも言っていることですが・・・やはり認知行動療法を実施している機関が少ないのです。
「精神科医師や臨床心理士であれば、認知行動療法について専門的に学んでいるだろう」
という発想は間違いです。
ほとんどが書籍で見たり聞いたりした程度です。
このため、十分に認知行動療法をやってもみても構わない人に対して
「あなたに認知行動療法は合わない」
「あんなのやっても意味がない」
と専門家からアドバイスされることが起こっているようです。
つまり、実施している機関が少ないのと、専門家に聞いてみたら否定的意見を言われるので、さらに認知行動療法から遠のくといったことが起こっています。
出来る限り最適な治療を受けたいと思っている患者さんにとって、この状況は好ましくはないでしょう。
臨床心理士全体の比率から考えて、認知行動療法を中心にしている人は少数派だと思います。
10年前と比べると大分増えてきましたけどね。
メディアの影響は大きいですね。
微力ながら患者さんが認知行動療法を普通に受けられる日が早くくるように地道に頑張っていきます。
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