臨床心理士の鈴木です。
今日はある企業で研修の講師をしてきたました。
メンタルヘルスの問題が取り上げられることが多いのですが、やはり問題となるのは人間関係。
最近の研修は人間関係について話してほしいという依頼が多いです。
今日のテーマは「話の聴き方」でした。
話を聴くことって簡単なようで難しいもの。
ついつい余計なことを言ってしまいがちです。
何度か書きましたが、妻が夫に相談する時、妻はただ話を聴いてもらいたかったり、味方になってほしかったり、一緒に考えていってほしいという願いだったりするけれど、夫はすぐに「こうしたら」と言ってしまう。
これが夫婦のすれ違いとなっていきます。
このパターンが一番多いです。
これと似たようなことが仕事場でも起こりうるのです。
もちろん、具体的な解決策が必要なことが仕事では多いのですが、すぐには解決しない問題、上司が味方してくれればそれで気が済む問題、一言ねぎらいの言葉があれば大きくならない問題もたくさんあります。
無理に解決しようすることが問題となることがあることを理解しなくてはならないのです。
プロセスを大事にしないと結果もついてきません。
私の研修では実践を大事にするので実際にその場で練習してみることが多いのです。
ここでも「実際に行動してみましょうか」という私のいつものカウンセリングスタイルがあります。
今日の研修も皆さんかなりがんばって取り組んでいらっしゃいました。
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