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強迫行為をやめるための準備体操-儀式の一部を変える

臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害の人で、なかなか繰り返し行為等「儀式」がやめられない時。

もちろんやめてもらう練習をするのが一番ですが、その勇気がない時「やめる準備のためのエクササイズ」についてまずやってみてはいかがですか?

今回は儀式の一部を変えるエクササイズ。

・場所を変えてみる
いつも同じ場所で儀式をしているのなら、別の場所でやってみる

・いつも使っているのとは別のものを使ってみる
いつも同じシャンプーで何回も洗っているなら、別のシャンプーを使ってみる

・順番を変えてみる
腕から洗っているのなら足から洗ってみる

・姿勢を変えてみる
いつも儀式を立ってやっているのなら座ってやってみる

よくみるとバカバカしくも感じるかもしれませんが、これが大切です。
あまり固く考えると行動できなくなります。
何回かやってみましょう。

「こんなんで良くなるのかなぁ」
と思ってやらなければ、またいつもと同じ儀式が始まるだけです。

これだけで強迫行為がやめられるわけではありませんが、変化する場合があります。

いつもと違った完璧でもないことをしてもなんとなく大丈夫と感じると、行動パターンが柔軟になっていきます。

それが強迫行為をやめることにつながるものです。

とりあえず行動してみることが大事。

こんな感じで徐々に行動療法をやっていく場合もありますよ。

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