臨床心理士の鈴木です。
強迫性障害のカウンセリングはどんなことをするのか?について。
私のカウンセリングでは強迫性障害の方には行動療法を行っています。
行動療法が他の治療法と比べて治療成績が良いと言われているもありますが、実際にやっていて良くなっている人をたくさん経験しています。
最近ではうつ病の次に強迫性障害の患者さんが多くなりました。
行動療法をやっているところが少ないため他の病院からの紹介で来る方も少なくありません。
皆さんお薬を飲んでも何年もよくならずどこかで限界を感じ、行動療法を受けにくるようです。
それではどんなことをするのか。
1.強迫性障害がどのようにして維持されているかを説明します。
2.どうすればよくなってくかについて説明します。
書籍などで行動療法を知った人が多いと思いますが、だいたいは行動療法に誤解をしていますので、ここできっちり説明します。
ご家族が一緒にいらっしゃれば、ご家族がどのような対応をすれば良いかについても説明します。
3.不安場面についてリストアップします。
自分では気づかない強迫行為も結構あるものです。
4.不安場面での実践をします
理屈だけを知っても治ることはありません。
カウンセリング中、練習することもあります。
かといって、無理やり嫌なことをさせることはありません。
自宅でも練習できるように、実践での心持や行動の仕方などのコツについて説明します。
自宅等で実践してもらい、うまくいかなければ、その要因を分析して対処方法をアドバイスします。
簡単に書きましたので「単純だなぁ。こんなんで治るのかなぁ」と感じる人もいると思います。
やってみるとわかりますが結構奥深いというか、単純ではありません。
ただ、続けてもらうと良くなっていく人が多いです。
悩んでいるよりもまず行動療法を実践していきましょう!
うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。