臨床心理士の鈴木です。
「社交不安障害・対人恐怖の方へのカウンセリングはどんなことをやるのか知りたい」という声がありましたので簡単に紹介します。
特に休職中の方の問い合わせが多かったです。
例えば人目が気になってしまい、「どのように思われれているのか」と思い悩む、赤面、発汗等、震え等で悩んでいる方へは・・・
①どのようにして症状が持続しているのかを解説
②人目が気になる時の考え方や行動をどのようにしていけば良くなっていくかを解説
③人目が気になった時はどのような心持ちでいればよいか、どこに注意を向けてどのような行動をしていけば良いかを解説
④カウンセリング中に練習
⑤日頃から練習することの解説
⑥実際の不安場面で挑戦してみて、微調整・復習
人によって大きく異なる場合ありますが、だいたいこのような流れです。
認知行動療法によるプログラムで書籍等で情報は入りやすいのですが、一般の方が本を読んで自己流でやるとだいたい失敗・挫折しますのでご注意を。
他で認知行動療法を受けていて「いまいち効果がなかった」という方もきていただければと思います。
そういう方の多くがずっと「プラス考える方法?」「新しい考えを見つける方法?」みたいなものを何回もやっているだけの方が多く、認知行動療法において大切な部分をやっておりません。
残念ながら社交不安障害に限らず、紙に「考え」を書かされてばかりの「認知行動療法」を受けて、良くなっていない方もかなり見かけます。
これは認知行動療法に不慣れな臨床心理士が多いことが要因と思われます。
集団で認知行動療法をやっているところもありますが、私は社交不安障害の方は個々に悩んでいる背景等も考慮して改善プログラムを立てなくてはいけないと思っていますので、集団療法はやっておりません。
・集団は苦手な方
・わからないことが集団だと聞けない方
・個別性を重視される方
は、個別カウンセリングをお勧めします。
症状が改善されるように私がマンツーマンでお手伝いします。
特に社交不安・対人恐怖で休職中の方は、苦手な場面がそのままだと復職してもまた悩むことになるので、休職中で時間のあるうちにカウンセリングを受けることをお勧めします。
現在復職中の方もまた休職にならないように対策を打ちましょう。
うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。