「 2010年07月 」一覧

強迫性障害の症状について

臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害というと
「手を何度も洗う」などの洗浄強迫とか
「家の鍵をしめたか何度も確認する」などが代表的な症状です。

しかし、そのほかにもあります。

「あるものをある一つのパターンに並べなくてはいけない」

「人を傷つけてしまうのではないかと思って人を避ける」

「物を捨てることができない」

「頭の中で特定の言葉を繰り返す」

「悪い考えが本当になるのではないかと考え、そうならないように特定の儀式をする」

まだまだたくさんありますが、洗浄とか確認がないと強迫性障害ではないとおもっている方も結構います。
長い間悩んでいるにもかかわらず未治療のまま何年も苦しんでいるようです。

現在ではインターネットの普及で情報が手に入りやすくなっています。
調べてみるとよいでしょう。

注意していただきたいのは上記のような症状があっても強迫性障害とは限らないことです。
他の病気である可能性があります。
一般の方にとって見分けることは難しいかもしれません。

悩んでいる方は早めに治療を受けることをお勧めします。

うつと不安のカウンセリングご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。


ホットミルクで眠れる?

臨床心理士の鈴木です。

7月に入りましたが蒸し暑い日が続きますね。

夜は暑くて眠れないという方もいらっしゃると思います。

暑くて眠れないのとは違いますが、不眠で悩んでいる方は多いでしょう。

お薬以外の不眠対策としてよくいわれているのがホットミルクやハーブティーを寝る前に飲むこと。

「ホットミルクで眠れるようになった!」というインターネットの口コミでも見たことがありますし、専門家の間でもそのように言われています。

ただちょっとだけ落とし穴があります。
それは飲みすぎて夜間トイレに起きてしまうことです。
薬でもなんでもそうですが適量というものがありますので気をつけましょう。

また過大な期待をしてはいけません。
私のところに不眠で相談にくる方で、ホットミルクを飲むようになっただけで「眠れるようになった!」と言っている人は見たことはありません。
色々不眠対策をしてうまくいかなかった方が相談にくるので当然ですよね・・・。

眠れない方の多くは、何回か眠れないことが続くと「今夜も眠れないのではないか」と考えます。
そうすると「眠ろう」と努力します。
実は「眠ろう」と努力することは、「眠れない」という意識(不安)を呼び起こすことにもなるのです。
そうするとさらに目が冴えて、また眠ろうとして・・・。
不眠を改善する方法の一つはこの悪循環を断ち切ることです。
このためホットミルクだけでなく、不眠改善のための心持、生活習慣や睡眠習慣の改善、不眠の元になった悩みごとの解決など総合的にアプローチしていく必要性があります。

どのように改善していくかは人それぞれ違うので、主治医やカウンセラーに相談してみると良いでしょう。

うつと不安のカウンセリングご希望の方は
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