社会不安障害と社会生活への影響

臨床心理士の鈴木です。

社会不安障害に関する外国でのあるデータ。

社会不安障害の人はそうでない人に比べて
・度重なる欠勤、遅刻
・度重なる解雇
・収入が低い傾向
・学歴が短くなる
というデータがあるそうです。

結構前のデータですし日本でこれが当てはまるかはわかりませんが、
社会不安障害があると学業や就労に大きな影響があることは確かだと思います。

「人からどう思われるか不安」「変だとおもわれているのでは」と悩んでいると
学校や職場にいったら苦痛になり、行かなくなるでしょう。
そうすれば、学校も退学ということになるかもしれません。
働いている人は欠勤が多くなるし休職を繰り返して解雇もされるかもしれません。
また症状があることによって働けないという方もいるかもしれません。
その結果収入も低くなるということもあるかもしれません。

さらにうつ病との関連も指摘されています。
確かにそれだけ悩んでいればうつにもなってしまってもおかしくありません。

その他にも別居率や離婚率も高くなるといったデータもあるらしいです。

どこまで正確なデータかはわかりませんが、いずれにしても社会生活に大きな影響を与えることは確かだと思います。
気の持ちようではどうにもなりません。
自己啓発本などを読み「自信をもとう」「プラスに考えよう」と自分に言い聞かせてもうまくいかないことも多いはずです。

治療法はありますので、精神科や認知行動療法を実施している機関に早めに行ってみましょう。

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