夏のカウンセリング

臨床心理士の鈴木です。

暑い日が続いてますね。

学校が夏休みになる学生の多くにとっては、楽しい時期でしょう。

一方で、心の調子を崩す人も少なくありません。

夏休みでは昼夜逆転が一番多いものと思います。

社会人であれば夏は休んで秋から働く、という方もいらっしゃるでしょう。
退職の理由が、電車が怖くなって通勤できなくなったから、会議で緊張して震えてしまって、ということはありませんか?

パニック発作が怖い、外出先や学校、職場で人目が気になる、何度も確認してしまう、など不安障害で悩んでいて、学業、お仕事などに支障をきたしている方はこの夏に集中して治していくことをお勧めしています。

ケースバイケースですが、不安の克服については認知行動療法による短期集中のカウンセリングで良くなることも少なくありません。
夏休み中にすべて解決・・・とはいかないかもしれませんが、秋以降の仕事や学校の開始にできる限り問題が少ない状態で登校や出勤できるようにしていく必要性があるでしょう。

ただし、短期集中で実施する場合は、本人のやる気に左右されます。
例えば本人に治療意欲がないのに、家族が無理やり「秋までに治してください」とカウンセリングに連れてこられても、うまくいかないでしょう。
そのような時は、本人の意欲を引き出しながらのカウンセリングとなります。

カウンセリングを受けようかどうか迷っている方は、未来の自分についてどのように考えているかで決めてはいかがでしょうか。

この夏を消極的にすごせば、今自分が予想している秋を迎えることになります。
今のままでも良い、つらいけれど現状維持、不安は避け続けていればいつかパッと楽に良くなるのではないか、という方はこれで良いと思います。
カウンセリングを受ける必要性はないでしょう。

一方で積極的に動いて秋までに少しでも不安を克服し、秋の自分像に別の予想を立てることもできます。
今のままでは嫌、不安に囚われている生活なんてごめんだ、今最良と思われることをやりたい、自分がやりたいと思うことができるようになりたい、という方はこちらを選んだ方が良いでしょう。
カウンセリングを受けることをお勧めいたします。

どちらが良い、悪いということはありません。

あなたはどちらを選びますか?

うつと不安のカウンセリングご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。