うつ病と不快な思考への対処

臨床心理士の鈴木です。

うつ病になったとき、繰り返しよぎる不快な考えに対してどのように対処してますか?

「今後どうなるんだろう」
「治らないのかな」
「昔からマイナス思考だったしなぁ」
「再度うつ状態になるのが怖い」

など。

対処として
「そんなことは考えないようにしよう」
「気分転換でもして忘れよう」
「プラスに考えてみよう」
「うつにならないように休んでいよう」

こんな対処の仕方をしてませんか?

考えないようにして、考えないでいられますか?
気分転換して一時的に楽になっても、考える時間ができると、また思い出して悩んでいませんか?
プラスに考えれば良いことは分かっていても、そのように心から思えない、と考えていませんんか?
うつに気をつけるあまり、生活が楽しめていないのではありませんか?

必死で嫌な考え、感情、記憶を振り払おうとすると、一時的には有効であることはありますが、時間が経てばまた戻ってきます。
そして色んな対処方法を調べて、実戦し、うまくいかない、という結論に達するうちに、「やっぱり思い出してしまう」ということになり、疲れ果てていくものです。

そんな悪循環から抜け出し方を私のカウンセリングでは教えています。
何か月休んでも、薬を飲んでも、うつが治らない、うつの再発が怖い、という方は、考えることに疲れ果てる前に来てください。
不快な考えに対しては意外な抜け道があるものです。

うつと不安のカウンセリングご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
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他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。