カウンセリングの対象者?

臨床心理士の鈴木です。

カウンセリングはどういう人が受けるべきなのだろう?と思ったことはありませんか?

「うつだから」
「こころの病気だから」
「薬で良くならないから」
「薬以外の方法を知りたいから」

こんな風に思っている方が多数ではありませんか?

これはカウンセリングが
「病気を治すためのもの」
「悩んでいる人が話をきいてもらう場所」
という、偏ったイメージがあるからでしょう。

実際のところはそうではありません。

「ダイエットが続かない」
「食べ過ぎてしまう」
「夫婦関係について悩んでいる」
「糖尿病で悩んでいるが、生活改善できない」
「禁煙をしたい」
「失恋で落ちこんだ」
「受験で失敗して悩んでいる」
「人の行動を変える方法を知りたい」
「部下のマネジメント方法を知りたい」
「悩んだときに、どうやったら早く立ち直れるか知りたい」
「人間関係で困っている」
「病気まではいっていないけれど、人前であがってしまい、うまく話せない」
など。

つまり病的なことで困っているわけではないけれど、日常生活にちょっと困っていたり、もっと自分の人生を良くしていきたい、ということがカウンセリングの目的で良いのです。
QOL(生活の質)を高めるためというのでしょうか。
そもそも、カウンセリング(行動療法)ってそういうものであると私は思っています。

しかし、カウンセラーも色んな考えの人がいるので、
「あなたはカウンセリングの適用ではない」
「あなたに(認知)行動療法は向いてない」
とカウンセラーや医師から言われた、というのを良く患者さんから聞きます。
そのように言われたけれど、やっぱりカウンセリングを受けたくて私のところへ来た患者さんのほとんどが、十分にカウンセリングの対象であり、何らかしらの提案ができる方ばかりでした。

もちろんカウンセリングが万能であるということではありません。
しかし、いわゆる「病気」とされていない方でも、お役に立てると思います。

精神科、心療内科のクリニックのカウンセリングだから「病気」の人でなければいけないということではありません。
特別な病気ではなくても、生活の質を高めたい、と思っている方は、カウンセリングを受けてみてください。
浦和すずのきクリニックでは、心療内科、精神科の受診はしなくても、カウンセリングは受けられますよ。

うつと不安のカウンセリングご希望の方は
浦和すずのきクリニックの受付、
または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他院通院中の方、どこにも通院されていない方も受け付けています。