「 2016年06月 」一覧

なぜ人生がうまくいかない時はさらにマズイ選択をしてしまのか?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

 

人生うまくいかないと思っている時って、なぜか自分がとる選択が悪いことが起こる方を選択している時ありませんか?

人生のギャンブルに弱いなーって思っている人いません?

なぜ、そのようなことが起こりやすいのか?

どうすればよいのか?

これについて書いていきます。

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過食嘔吐している人が体重計にのらない方がよい理由

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

過食症の人は何度も体重計にのっていませんか?
これは過食を悪化させるものの一つ。

その理由は、体重の変化に対して間違った考え方をして食事制限してしまうから。

体重は様々な理由で変化します。
食事後、生理、水分量、数えればきりがありません。
人の体重は一定ではないのです。
過食症になると体重の変化を「あれを食べたから太ったんだ」など、食事のせいにしてしまいます。
そうすると「もっとやせなきゃ」と食事制限をしてしまうのです。
食事制限は過食のもと。
だから過食症を悪化させます。

また体重は増えても減っても食事制限がひどくなります。

体重増えた→太るから食事制限
体重減った→これ以上太らないように、太ることへの恐れから食事制限

結果、過食症がひどくなります。

こられのことから過食症の人は体重計はあまりのらない方がよいです。
多くとも週に一回程度。
できるだけ同じ時間、条件の時。
病院などで治療中の方は病院ではかるとか。

これだけで過食が改善されませんが、過食症の悪循環を断ち切るには大切なことです。
できそうなところから実行しましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


気分転換はしないという選択肢

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

たまには個人的なことを。
私は友人から「仕事のストレスたまったときとか、気分転換はどうしてるの?」と聞かれることが多いです。
カウンセラーという職業をしているので気になるのかもしれません。

「気分転換はしないよー」って答えてます。
だいたい「?」って反応です。
「気分転換しないきゃいけないような生活は極力しないようにしている」なんですが。

バーベキューとか嫌なイベントにはいきたくないし、嫌なことはしたくないし、ご機嫌取りもしたくないし、嫌な人とは距離をとる。
とってもシンプルなんですが、なかなかわかってもらえません。
「それでも社会人かー!」って、人から言われることもありますが、やりたくないものはやりたくないですもの。

こんな感じでワガママなので多分周囲に迷惑をかけていそうな気がします。

いろんな人に助けられているんですよ。

助けてもらえないとアウトです。一人では生きていけないですね。
仕事とプライベートもそんなに分けたいと思いません。
分けなきゃいけないような仕事はしたくないです。
気分転換したって、現実に戻ったら苦しい生活は嫌ですから。

こういうと、私をとってもつよそーって思う人もいます。
そんなことないですよ。
私はとっても心がか弱いのでメンドーなことは避けて暮らしたいと思っています。
か弱いことを周囲に納得してもらえませんが・・・。
そのような周囲の評価もほっとこう。

 

私みたいなタイプは少数派で
「仕事とプライベートはわけたい」「気分転換したい」
ってタイプの方が多いと思います。
実際に、カウンセリングでは仕事とプライベートを分けたり、気分転換をおすすめすることが多いです。

どっちのタイプがいいとかそういうのではありません。
自分がどんな感じだったら楽に生活できそうかなぁって考えてください。

本当は私みたいなタイプ人ってもっといると思うんですよね。
それなのに他のタイプの対処法をやっていると無理が出てストレスたまりますよー。

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対人恐怖症の人が不安な時にやるべきこと

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

対人恐怖症・社交不安障害の人は、他人から「どう思われるか」「ドキドキ」とか自分の考えや体の感覚に注意が向いています。
今やっていることに注意が向かないのです。

考えや体の感覚に注意が向くとどんどん不安が強くなります。
緊張をなんとかしようとして、今何やっているかわからなくなった経験ありません?
対策として外に注意を向けていく練習をしていくとよいのは以前の記事で書きました。

今回はこの練習の続きについて書いていきます。

 

注意を自分や外にいったりきたりの練習をする

記事では見えたものに注意を向けるよう書きました。
ある程度見えているものに注意が向けられるようになりましたか?

今度は不安な場面をイメージしてください。
発表している場面とか。
「変に思われたらどうしよう」「動悸がしてきた」など自分に注意を向けます。
不安な感覚でいっぱいになるくらいに。

不安な感覚になったらもう一度外に(見えているものに)注意を向けましょう。
いきなり注意を方向を変えることは難しいかもしれませんが、やってみましょう。

外に注意が向けられたら、また不安なことを考えましょう。

 

注意を外に向ける

→不安にさせて注意を自分に向ける

→注意を外に向ける

→注意を自分に向ける

 

これを繰り返します。

この練習方法をしていくと、不安場面で外に注意を向けやすくなり、今やっていることに注意が向きやすくなります。
不安なくなるというよりは、不安でもそれが頭の中いっぱいになるのではなく、今やるべきことに注意を割けるようになるって感じでしょうか。

出来るだけ毎日練習しましょう。
ちょっとやっただけではあまり役に立ちません。

うまく行かない時は相談しに来てくださいね。

 

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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強迫性障害は治らない?いいえ、何年悩んでいても治る可能性はあります

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害は認知行動療法が一番有効です。

ここでよくある質問

「病気になってから何年もたっています。長い間病気になっていると治りにくいのでしょうか」

答えはNOです。

強迫性障害の認知行動療法は何年、何十年と悩んでいる人でも有効であることがわかっています。
あんまり悩んでいた時間って関係ないのですよ。
あと、重症度が高くても有効です。
だから強迫性障害の人には希望をもってもらいたいですね。

そもそも認知行動療法にたどりつくまでに、ものすご~く時間がかかっている人の方が多いです。
病院を受診するまでに何年もかかり、薬を飲んでから何年もかかり、なかなか良くならなずやっとたどりつくって感じです。

ですから私のところにくる人は病気になってからだいたい数年~数十年たっています。
それでもやってもらえれば、良くなっています。
もっと早くきてもらえると、もっと早くよくなるので、強迫性障害であれば最初から認知行動療法を治療の選択肢に入れた方がよいです。

実際に30年間強迫性障害で悩んでいた方が良くなっていった事例をブログで書きました。
・30年強迫で悩んだけれど一ヶ月で克服

認知行動療法は不安に直面する方法なので、自分自身のやる気が必要です。
誰かにやらされてできるものではありません。
しかし、やる気さえあれば十分よくなっていく可能性はあります。

何年悩んでいても、あきらめずに治療していきましょう。

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恋愛して結婚までもっていく方法を心理学的に解説

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

6月と言えばジューンブライド。
結婚式が多くなります。

恋愛したい!結婚したい!って人もいますよね。
このブログでは、心理学的恋愛についての記事を何個か書いています。
バラバラになっていたので、ちょっとまとめてみました。
恋愛から結婚まで、成就させたい人は参考にしてください。

デートから破局・結婚まで心理学で解説

まずどうやったら、恋が生まれやすいのか?
恋愛に発展しやすいデートの場所、雑談の内容を書いています。
・クリスマスまでに恋人ができる方法
・なぜ堀北真希と山本耕史は恋に落ちたのか?これであなたの心も盛り上がる
・恋をしたければ沖縄であったかいスープを

外見や収入に自信がない?
多少、条件が悪いほうが魅力はアップするんですよ。
・心理学で考える 福山雅治よりモテるにはどうしたらよいか

駆け引きをやりすぎるとうまくいきません。
相手をじらそうとしている人は注意ですね。
じらしよりもギャップで勝負の方がよいかも。
・恋愛に「じらす」は必要か?

望みがない恋愛ならさっさと別れて次にいった方が良いでしょう。
感情的にはそんな割り切りは難しいかもしれませんが、引き際は大切。
本来自分が望んでいる方向に歩きだしましょう。
なぜ望みない恋愛をズルズル続けてしまうのか?

で、結婚までいきそうだ。
でも恋愛感情は微妙。
結婚してもいいの?って思ったらこちらの記事。
恋愛感情は微妙だけど結婚していいの?
結婚当初の恋愛感情は、うまくいくかどうかの指標にならないんです。
どんなに慎重に考えてもダメになるときはダメになります。
あとは勢いか。

それでも、せっかく結婚したら愛情があったほうがよいですよね。
気持ちを長続きさせる方法の一つがこれ。
カップルが愛情を長続きさせる方法

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パニック障害で予期不安がある人は対処法を考えるな

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害の人は予期不安があります。
予期不安とは「パニック発作が起こるのではないか」という不安です。
電車に乗ろうとすると「電車で発作が起こったらどうしよう」とか。

人によっては「電車に乗ってしまえば大丈夫だけど、乗る前が怖い」っていう人もいるくらい予期不安は強力です。

予期不安はパニック障害を克服していけばあまり考えなくなります。
まずは不安なことに挑戦していき結果として予期不安も少なくなると考えましょう。

ただ人によっては予期不安をわざわざ強くするようなことをやっています。
これはやめておきましょう。
代表的なものが「事前に対処法を考えるすぎること」。

「電車にのったら、ここの場所にいって、これをやって、こういう対処をして・・・」
やるべきことを最終確認するくらいなら問題はありません。

しかし、しつこくやっていると不安は強くなるのです。
対処法をずっと考えてるってことは、不安なことをずっと考えていることになるから。
不安なことって永遠に出てくるし、頭で大丈夫だってわかっていたって怖いです。
対処法を考えたって安心なんかできません。
それどころか逆効果になります。

このため予期不安をマシにするためには対処法を考えすぎないことが大切です。
不安な場面に行くときは具体的な対処を確認する程度にしましょう。

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疲れているのに眠れないと思ったらやるべきこと

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

睡眠の質をあげるためには昼間動くことが大切です。
ずーっと家にいて何もしないで夜眠れないのは当然。

ですから昼間活動することがおススメです。

しかし活動して疲れていても眠れないことありませんか?
せっかく動いたのに眠れないとちょっとがっかりしますよね。

こんな時どうすればよいのでしょうか?

眠れなくてもそのまま活動量は増やしつづけるべし

活動して眠れないことがあっても、そのまま続けるべきです。
運動習慣のある人は睡眠の質が良くなる傾向はあります。
たった何回か眠れないことがあっただけで運動を止めてしまうと、もっと眠れなくなるでしょう。
悪循環の一つを断つものとして、日中の活動は継続することが必要です。
また不眠になっている人はウツっぽい人が多いです。
運動はうつにもよいですし、あーでもないこーでもないと解決しないことを考えるのを防いでくれるのでおススメです。

また眠れない原因は活動量一つだけではありません。
不眠になりやすい習慣が他にもあり影響している可能性があります。
例えば、眠れないのにベッドにいて数時間ゴロゴロするのはよくある不眠のもと。
こういう時は、ベッドから出て他のことをしていくとよいのです。
こちらによくある不眠の原因への対処方法について書いたのでご覧ください。
眠れない人が対処すべき6つのポイント

まとめ
睡眠を改善していくのは、生活習慣を変えるようなもの。
昼間の活動量を増やすのはその一つ。
短期的な結果を求めると、安易な方法に飛びつき、結果的に不眠に悩みます。
少なくとも2~3ヶ月は忍耐強く生活習慣を変えていきましょう。
上手くいかない時は相談しにきてくださいね。

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パンやケーキを食べても太りません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ケーキ、パン、ごはん、パスタ。
食べたいけど、太るのが怖くて食べられてないのでは?

過食症の人はよくあること。
食べたいものを我慢すれば、それが元に過食になります。
そして嘔吐してしまうと、過食嘔吐が止まらなくなります。

この問題にはどうしていけばよいのでしょうか?

太る食べ物はない

基本的には食べたいものを食べていけば良いのです。

「だから!それだと太るでしょ!」とツッコミたくなるでしょう。
そもそもこの考え方が間違っています。

太る食べ物はないのです

野菜の100キロカロリーとケーキの100キロカロリーは同じだから。
栄養分が違うにしろ、そこまで大きく体重に変化はありません。
どれくらいの量を食べるかどうかです。

食べた後にすぐ体重を量っているタイプはここで体重の変化があると、「ケーキで太ってしまったんだ」と勘違いしてしまいますけど。

どのダイエットでも甘いもの、脂肪、炭水化物を「悪だ~!」と決めつけています。
それを食べなくなると確かに痩せるでしょう。
しかし、それは今までとっていたカロリーを減らしたにすぎません。
パンやケーキを減らさなくたって、他の食べ物をを減らせばカロリーは落ちるので体重は減ります。

このため「甘いもの、炭水化物は太る」は間違いです。

食べたいものを我慢して過食嘔吐している方がカロリーは多いです。
吐いたってある程度はカロリー吸収されているので。

また夜食べても昼食べても、太る太らないはほとんど関係ありません。
・夜食べたら太る?そんな迷信はさっさと忘れましょう

いつ、何を食べるか?で太る太らないは決まりません。
どれくらい食べるか?なんです。

しかし、こんな風に理屈で説明しても過食症の人はケーキ食べたり、パン食べたりするのはやっぱり怖いですよね。
思い込みから解き放たれるためには時間と努力が必要です。
ほんの少量からで良いので、今まで避けてきたものを食べる練習をしましょう。

続けていくと怖さが薄れてきます。
自由に食べられるようになると、過食症が良くなってきますよ。

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うつ病だからマイナス思考になるんです

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「几帳面でマジメな人がうつ病になりやすい」なんて昔は言われていました。
しかし、この説は否定されつつあります。

どんな人でもうつ病になる可能性があるから。
自分で「プラス思考だから大丈夫」「あんまり考えない性格」と思っていた人でもうつになっている人はたくさんいます。

急に家庭も仕事もうまくいかなくなり、周りから毎日のようにひどくいじめられ、孤独になり、誰とも接点がない。
こんな状況になると誰でもウツになりやすいでしょう。

また、ストレスが原因ではないウツもあります。
・ストレスが心の病気の原因ではないこともあるのです
こうなると性格とかあんまり関係なくなってきます。

マイナス思考だからウツになるのではなく、ウツになるからマイナス思考になると考えた方が良いです。
うつの時にプラスに考えようとしても「そう考えればいいのはわかるけどできない」ってなりません?
プラスになんか考えられないのがうつ病なので、できるわけないんですよ。
だから「マイナスに考える性格がダメだからウツになったんだ」なんて思う必要はありません。

カウンセラーしている私でもウツになる可能性は十分あります。
たくさん悩みありますからねー。
ホントに。
よく「悩みがあってもすぐ解決できそう」って言われまけど。
まぁ、できませんね。

じゃぁ、うつについては予防も対策も何もできないか?といえばそんなことはありません。
うつにならないための予防策や、うつになった時の対策をうつことはできます。
ストレスの環境を変えたり、うつがどんどん悪くならないような、考え方や行動の仕方をしたり。
うつになるとだいたい悪循環にはまっています。
マイナスに考える→やる気がなくなる→寝込む→考える時間が増えさらにマイナスに考える、とか。
この循環に気付いて、考え方や行動を変えることでウツから脱しやすくなります。

うつになったからといって、自分の性格がダメなんて思う必要はありません。
そんなこと考えるよりも、ウツになりやすい悪循環を理解して対策をうっていくとよいですよ。

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