「 2013年12月 」一覧

食べ過ぎを防ぐには

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

もう少しで今年も終わりです。

年末年始はどうしても食べ過ぎてしまう機会が多くなりますよね。

そんな人のための食べ過ぎを防ぐ・・・かもしれないヒント。

実験などから食べ過ぎてしまう傾向のある人の食べ方というものがあります。

その一つは「注意が外にいっている」というもの。

テレビを見ながら、本を見ながら、スマホを見ながらなど「ながら食べ」が代表的です。

食べることやお腹の具合に注意が向いていないわけです。

私もついついテレビを見ながら食べちゃうことも多いのですが・・・。

飲食店なんかで店内を暗めにして、低い音で音楽を流すと、注意が外側にいくので多く食べる可能性が高まり売り上げるあがるかも、という報告もあるようです。

「見たら食べたくなっちゃう」という人は要注意です!

そんな人が食べ過ぎを防ぐためには・・・

「お腹が空いているかどうか」を体に聞きながら食べるようにしましょう。

またゆ~っくり食べる、一回口に運んだら箸をおく、など「いま食事してるんですよ~」と食事をしていることを意識するようにしていくとよいかもしれません。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


人の目が犯罪率を低下させる?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ニュースでちょっと目に入った記事。

「目力看板」神戸で大論争 放置自転車激減、効果抜群も「子供が泣く」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131221-00000531-san-soci

放置自転車への対抗策として人の目の写真を放置されそうな場所に設置した、という記事。

記事にも書いていますがこれは心理学でよく使われているテクニックなんです。

人の目の写真があるだけで「見られている」という感覚が働くというもの。

放置自転車の件については景観などの関係で賛否両論あるらしいのですが(そもそも放置自転車が多い方が景観に問題があるような・・・)、効果は抜群です。

ですから盗難が多い場所に人の目の写真をはりつけるだけでも効果があるのかもしれません。

目の写真はちょっと・・・という場合は、鏡でも同様の効果があるといわれています。

悪いことをしている自分の姿を鏡でみるだけでも効果があるらしい。

ということは・・・不安に挑戦するときや、ついついサボってしまいがち、人の目がないとやらないような行動をしそうな場所に目の写真や鏡をおいてそれを見るようにする、なんてことも応用できるのかも。

あ、これは心理学の実験では検証されていないので、自己責任でやってみてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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強迫の手洗いも色んなタイプがあります

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害の代表と言えば、手洗いをするような強迫ですよね。

この手洗いなんですが、不潔なものが嫌だから手洗いをするとは限りません。

人によっては・・・

・不吉な事や嫌な事が思い浮かんだ時に手洗い

・特定の人(親、異性、知人、特徴的な人など)に嫌悪感を抱いて手洗いをする

・汚いとは思わないけれど、なんとなくすっきりするまで手洗いをする

などなど、人によって様々です。

いろんな強迫のタイプと結びついているようです。

ほっとくと不潔強迫のように手洗いしたい対象はどんどん広がっていくので治療が必要です。

ものによりますが基本的な治療の仕方は洗浄強迫や不潔強迫と同じような感じです。

・苦手なものに接近して

・手は洗わない

・嫌な感覚に慣れていく

治療は早め早めでやっていきましょう。

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自信をつける方法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「どうやったら自信がもてますか?」

というよくある問いの私の答えは

「行動すれば自信がもてます」

といことが多いです。

「それができないから聞いてるんじゃないですか!」

と怒られますけど。

「自信がない」という人の共通点は「行動を起こさないこと」。

過去の経験などから、行動することを躊躇してしまうのでしょう。

不安なことに挑戦するとき

「自信がついたらやろう」

と思っていませんか?

そうなるとなかなか不安なことに挑戦できません。

「自信」の多くは、行動した後についてくるものなので。

やる前から自信があるわけがありません。

自信がないから行動できないのではなく、行動しないから自信がもてないのです。

「自信のつけ方」みたいな自己啓発本を読んでも、「自分ですごい」って思い込もうとしても自信なんてつきません。

本を読んでいて

「そういう風に考えればよいのはわかるけれど」

となっていませんか?

ただし自信の付きやすい行動の仕方・練習の仕方、というものはあると思います。

まず、小さな一歩で良いので行動しましょう。

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食べ物を変えただけでは心の病気は治りません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

テレビを見ていたら〇〇を食べたら長生きするとか、食べない方がよいとかやってました。

こういうのは多いですね。

結局は長生きするかしないかは何か一つを食べる、食べないではない、ということが結論だと思いますが。

心の病気にもよくあります。

〇〇を食べて〇〇病を治す!とか。

だいたいこれを食べるとセロトニンやらなんたらが増えるからという理屈らしいのですが・・・。

そもそも心の病気の原因は全部不明ですからね。

少なくとも〇〇を食べたら心の病気が良くなるという科学的根拠はありません。

どんな食べ物でも。

「でも〇〇っていうお医者さんや栄養士さんが言ってたよ」

と言うかもしれません。

国家資格を持っている人が言っているコト=科学的根拠があるわけではないのです。

今日見ていたテレビでもお医者さん二人の意見が真逆でしたし。

もちろん食生活に気をつけることは悪くありませんよ。

心身に影響があるでしょう。

しかし、何かを食べれば心の病気がパッと良くなることないでしょう。

あえて言うならバランスの良い食生活をするのが一番です。

好きな食べ物を入れながら。

「心の病気の人はバランスの良い食生活をしましょう」
なんて理屈をいってもほとんどの人は見向きもしてくれないような気がしますが、地道って大事なんですよ。

インパクトのあるタイトル(〇〇をするだけで治るのような)ものには乗らない方が無難です。

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今年のビンゴの結果

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今回は毎年恒例の記事です。

先日すずのき関連グループ全体の合同忘年会がありました。

毎年数百人が参加する大規模な忘年会です。

このブログに毎年書いている記事なんですが、忘年会の最後にビンゴがあります。

大型テレビやらお高めの掃除機やら、そこそこ良い商品が用意されています。

確か100人前後(もう少し少なかったかな)は当たります。

だから参加をしていればソコソコあたるハズなんです。

しかし私はこれまで一回のみ。

私はこういうギャンブル的要素が強いものに弱いので・・・。

さて、今年の結果は・・・

写真 (7)

やっぱり・・・。

リーチにすらならないで終了。

確率論からすればもっとあたってもいいハズなんですけどね。

地道にがんばります。

・・・と言いながら年末ジャンボに目がいってしまいますが。

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お酌をする時に震えないようになるためには

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「人前で震えてしまう」ことが怖い人は宴会でのお酌が怖くないですか?

お酌を避けたり、アルコールが入った後でないとお酌ができなかったりしていませんか?

これを繰り返していると、どんどん不安は強くなります。

パニックの人と同じですが、お酌をする場面を避けていると不安場面は広がっていきます。

そんな人がやってみると良いこと

・「震えないようにしようは」やめる
震えないようにしようと思っていると、もっと震えるようになります。震えを受け入れていくことで結果的に震えないようになっていくことはあります。

・アルコールがはいる前にいろいろ試してみる
アルコールが入ったあとだと、震えが気にならない経験をしてもアルコールのおかげだと思ってしまいます。

・実際に震えながらお酌してみる。その時の相手がどこを見ているか、どんな表情をしているかを観察する
本当に相手は自分の震えを気にしているのか、震えて相手を見ながら「実験」してみましょう。多くの方が新しい発見があります。

勇気が必要ですが思い切って何度も練習していくと、それほど宴会での震えも気にならなくなってきますよ。

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宴会でのパニックが怖い人の対処

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害の方でも宴会が苦手な人いますよね。

居酒屋の狭くて閉じ込められた空間が怖いとか。

あと吐くことが不安で居酒屋が怖い人も多いでしょう。

自分が食事をして嘔吐することが不安になりますからね。

アルコールの臭いが苦手な人もいます。

結構居酒屋って不安な人にとっては不安なことが多いところなんです。

避けたくなるところですが、不安は避ければ避けるほど怖くなる性質があります。

「居酒屋に行かなければ困らないし」

と思って避けていると、居酒屋以外でもどんどん不安場面は広がってくるのです。

不安はどんなことにでも結びつくので無限に広がっていきます。

宴会でのパニックや吐き気が怖い人への3つのアドバイスを挙げます。

・不安場面は避けずに挑戦していく

・「挑戦」というのに抵抗がある人は、恐れていることが本当に起こるかどうか、本当に起こったらどうなるかを「実験」のつもりで不安場面を実行してみる。

・不安場面にいる時は自分の体の感覚に注意を向けるのではなく、居酒屋などでの音、人との会話、目の前にいる人がどんな表情をしているかを見る、など注意を外に向ける

・「不安や症状があったらダメ」ではなく「不安や症状があってもなんとかなる」の経験を積めるようになる。

日常生活に困る前に思い切って挑戦しましょう。

もっと細かいアドバイスがほしい方はご相談に来てみてくださいね。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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過食が気になる人の宴会でのコツ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

宴会シーズンで気になることの一つは食べ過ぎてしまうこと。

特に過食してしまう人にとっても憂うつなイベントでしょう。

過食の治療としては会食を避けすぎたり、全く食べないということは良くありません。

かといって食べ過ぎてしまい、やけになることもいけません。

過食が気になる人は気分で食べる物・量を決めるのではなく、できるだけ計画的に食べていきましょう。

普段とあまり違いすぎない量を食べるようにします。

過食がある人が注意してほしい点

・ビュッフェスタイルのような場合はたくさん皿に入れず、一度食べたらお皿は手放す(食べ過ぎに注意するため)

・時々トイレに行くなどして休憩をとる(衝動的になっていることを減らし計画的に食べるため)

・お酒は飲みすぎない

・当日帰宅後に嘔吐はしない

・翌日に絶食しない(絶食は過食のもと)

ご参考にしてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


禁酒している人が気を付けてほしいところ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

年末になりました。

忘年会、クリスマス、大みそか、年始と宴会等が開かれますよね。

このブログでも宴会にまつわることをちょっとの間書いていこうかと。

宴会といえばお酒。

アルコール依存、そこまでいかなくてもアルコールで失敗しがちな人でアルコールをやめている人にとっては大変な時期です。

そんな人の選択肢としてノンアルコール飲料ってありますよね。

よくお酒の代替品として飲んでいる人もいると思います。

そんな人に注意してほしい点。

・ノンアルコール飲料は「アルコールが入っていない」とは限らない

ノンアルコール飲料というのはアルコール度数が1%未満のものをいいます。

微量のアルコールが入っている商品もあるのです。

きちんと商品を確認した方がよいです。

また全くアルコールが入っていないノンアルコール飲料でも、禁酒をしている人はやめた方が無難です。

ノンアルコール飲料からアルコールが欲しくなってしまうパターンもあるからです。

ちょっと厳しいなぁって思うかもしれませんが、依存っぽくなっている人は手を出さない方がうまくいく印象です。

禁酒をしている方は注意してください。

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