「 2013年07月 」一覧

摂食障害の家族向け書籍

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今回は書籍のご紹介。

対象は摂食障害の「家族」向け。

「摂食障害は親の養育態度が原因」という全く根拠のないことを書いてある本ばかりの中、まともな書籍を発見。

意外にきちんとした家族向けの本って少ないのです。

家族で支える摂食障害 原因探しよりも回復の工夫を
伊藤順一郎 編
保健同人社

認知行動療法や対人関係療法の本ではなく、家族が摂食障害に直面した時の基本的な知識・対応について書かれています。
・摂食障害の家族による座談会
・過食は止めた方がよいのか?
・どこに相談にいったらよいのか?
・相談する時のポイントは?
・下剤への対応は?
などなど。

読みやすい本です。

これから知識をつけようとしている人には良いかもしれません。

逆に結構知識がある人には物足りなく感じるかもしれません。

良くも悪くも基本的なことが書かれているので「実際のところは・・・」という部分にやや弱いかも。

専門家に相談しながらがベターです。

また家族にできることが書かれているだけなので、どのような治療をしたらよいかまでは書いていません。

相談しに行った先で「摂食障害になったのは家族のせい」って書籍に書いてあることとは逆のことを言われる可能性もあります。
日本では科学的根拠に基づいた治療が広まっていないので・・・。

そうなったら「これからどうすればよいか?」を考えてくれるカウンセラーを探しに行った方がよいと思います。

興味のある方は参考にしてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


外出の時に確認ばかりしてしまう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

少し早目の夏休みをとっていました。

これから夏休みの人もいますよね。

夏休みといえば遠出。

遠出をしようとすると、戸締りが気になる人いますよね。

ガス、窓、玄関ドア、電化製品のコンセントなどなど。

私も気になることが多々あります。

よくあるのは「全く鍵をしめた記憶がない」というもの。

普段からやっていることは自動的に行動してしまい、記憶がないのです。

こういう時に私は戻って確認はしないようしています。

頻繁にあるので不安になってもほっといているのです。

気になりすぎて確認のために自宅を出るのに何十分と時間がかかるようですと強迫性障害といわれるようになります。

以前も書きましたが遠出の時は不安になりますが、良い練習のチャンスでもあります。

不安だからといって何度も確認したり、家族に確認してもらったりしていると、症状はひどくなります。

「ちゃんと鍵をしめた感覚がない」

と思ったとしても、確認してはいけません。

「一度くらいいいだろう」

と思っていると、はまりますので一度でも確認はダメです。

もちろん確認強迫で悩んでいる人のみの話ですが。

確認強迫の人で遠出をする人は思い切って練習してみてください。

強迫性障害の人はこちらの記事も参考にしてください
強迫性障害の種類について
確認強迫と車の運転

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出身でイメージがつけられる

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

県外の様々な病院で仕事をしていたため引っ越しが多かった私ですが、埼玉県民になりしばらく経ちました。

埼玉は居心地がよいので住み着いています。

そんな私の出身は青森県の六戸町というところです。

のどかなところです。

名産は
・長いも
・にんじん
・しゃもろっく(鶏)
など。

何年か前から「大玉にんにく」とアピールしている看板が。

そんなににんにく作ってたかな・・・。

高校卒業後はずっと故郷を離れています。

県外に出ると噂には聞いていたのですが、青森県出身というだけでイメージが作り上げられるような。
例えば・・・

・スキーがみんなできる(太平洋側は雪は少ないのでスキーをやらない人も多いのです)

・冬になると2階から外出する(テレビの見すぎです)

・青森では夏でも半袖はいらない(さすがに長袖は暑いです)

・肌の色が白い(私が白いだけです。色黒の人もいます)

・無口(うるさい人もいます。津軽海峡冬景色のイメージ?夜行列車ではみんな無口でしょう)

・酒が強い(好きですがすぐに赤くなり、強くはありません)

・粘り強い(自信はありません・・・)

・素朴で良い人(そういうイメージにしておいてください!)

血液型と同じで出身県でその人の背景・性格・イメージが作り上げられやすいようです。

〇〇県出身といっても人間いろいろですので、イメージの持ちすぎはご注意を。

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過去のことが今の症状の原因か?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

私のカウンセリングではあまり過去の事は聞きません。

根掘り葉掘り聞いても意味がないからです。

よく「過去の親子関係が現在の症状に影響する」という理屈が広まっていますが、全く科学的根拠はありません。

たとえ過去に色々あった人であっても、一つの要因ではなく色んな要因で症状は出現します。

また、そのような理屈に基づいたカウンセリング方法が有効であるという根拠は乏しいのです。

だから私は過去のことは最小限しか聞きません。

これからの治療に必要な情報を得るため過去のことを聞くことはありますけどね。

ただ過去のことが現在の症状の原因になっている、という理屈は魅力的な側面があります。

だいたい両親のせい、となり安心できるのです。

「自分のせいじゃないんだ」という安心感がある方が多いようです。

そうなるとどんどん先祖を責めて「家族病理だ!」なんて「病気」を作っていくことになりかねません。

誰かを悪者にすると一時的な安心感は得られますが、現在の問題は解決しません。

もちろん自分を責めても解決しませんよ。

まぁ「この症状の原因はなんですか?」の問いに
「いやぁ、実はいろんな要因があってわかんないですよ」というより
「親子関係が原因なんです」
って言った方がウケは良いような気がしますけど・・・根拠がないものを「そうだ!」というのはどうかなと私は思うのです。

大事なのは「これからどうするか」です。

過去につらいことがあったとしても過去は過去で受け入れ、囚われないことで未来が開けてきます。

思い当たる人は「これから」に目を向けていってみてはいかがでしょうか。

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他の人はどうやって不安に挑戦したか

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

不安への対処は、不安に挑戦することで克服できます。

しかし、不安なことに挑戦することは怖いもの。

「挑戦できないから困っているんじゃないか!」とお叱りをうけそうです。

よく「他の人(同じ症状で克服した人など)はどうやって不安に挑戦できたのですか?」と聞かれます。

ご本人に聞かなければわからないことでしょうけれど
「このままじゃ嫌だと思った」
「家族のため」
「将来のため」
など、「理由」を挙げればいろいろ出てくるでしょう。

しかし、挑戦する理由はあっても不安はなくなりません。

「わかっちゃいるけれど・・・不安」となりやすい。

最後はやっぱり勇気を振り絞って不安に挑戦するものです。

そこに「秘訣」なんてものはないような気がします。

バンジージャンプを飛ぶことが怖い人が思い切ってバンジージャンプをしたとして、
「飛べた秘訣を教えてください」
といっても、
「え~い!ってやってみた」ということになるような気がします。

不安への挑戦で立ち止まっている人は、私のいつもの言動パターンになっちゃいますが
「やってから考えましょうよ」
「不安なことはあとから考えましょうよ」
ということが大事ということかなと。

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「変だと思われている」と感じたら

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

私は人ごみが苦手です。

人の目が気になるとか、パニックがあるとかそういうことではなく。

普通に嫌です。

どうして嫌かといわれてもなんとなくとしか言えませんが・・・みんなそんなもんではなのかなぁって思っています。

嫌いなものは、慣れても好きには慣れないものですね。

さて、人ごみが苦手な人の中には周囲が・・・
・自分の服装が変だと思っている
・自分の表情が変だと思っている
・自分の動作が不自然だと思っている(緊張しているなど)

と、周囲が自分について「変だと思っている」と考えてしまい人ごみが苦手と悩んでいる人がいます。

そうすると人がいる場所を避けるようになり、最悪引きこもりになる人もいます。

こんな時周囲から「誰もそんな風に思ってないって」と言われも良い方向にはいかないもの。

ほとんど場合人が見ているという明確な根拠はなくてもそのように考えてしまうのです。

克服するためには、考えをなんとかするだけでなく「仮に本当に変な表情をしていたとしても人はこちらをみているのか」など、不安だなと感じることを実験することで変わっていきやすくなります。

時間をかけて自力で何とかする人もいますが、こういう人は治療の対象となりますので、医療機関かカウンセリングなどを受けにいくことをおすすめします。

「性格だから」と片づけると日常生活が不便になりますので、変えていきましょう。

「変な人」と思われることが不安でたまらない人はこちらの記事も参考にしてください。
人から「変な人」と思われるのが怖い
対人恐怖を何度も克服しようとしてもうまくいかない時
人が怖いと思う人は薬かカウンセリングか

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パニック障害から脱しましょう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今日も暑かった・・・。

パニック障害でない私でもあの熱気で息苦しくなります。

パニック障害でなくても、人間は息苦しさを感じることはあります。

理由がなくても。

そこで健康な人は「なんか変だなぁ」で終わります。

パニック障害の人は
「あの時のパニックになるのでは?」
と不安になります。

そうすると体に注意が向いて、息苦しい自分や、ドキドキしている自分を認識。

落ち着かせようとすればするほど、症状は悪化していきます。

そこで頓服でなんとかしよう、と思っていると頓服が手放せなくなります。

薬をもっていないとわかるだけで、それこそパニックになりかねません。

精神的にも身体的にも依存が生じます。

結局何年も薬を飲んでいるけれど不安は克服できない、となっていませんか?

そのような状態から脱するためには、自分で克服できるようにならなくてはいけません。

克服するために認知行動療法がありますので、何とかしたい方は認知行動療法の専門家に相談してみてくださいね。

パニック障害の人でこの夏外出できるようになりたい!という人はこちらの記事も参考にしてください
パニックになって外出を控えてはマズイ
乗り物が苦手な人がやってはいけないこと
パニック発作が怖くて旅行にいけない人は

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心配で眠れない場合の対処

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

世の中3連休でしたね。

土曜日にあまり休むことがない私は2連休でも連休があるとちょっとうれしい。

患者さんには禁止している夜更かしをついついしてしまいます。

今日、親戚のところに行った時に一つ質問されました。

「連休の後仕事に行きたくないとか、明日やらなきゃいけないことが心配になり眠れない時どうすればよいか?」

似た経験の人は多いと思うので簡単な対処を書いてみようかと。

まず大切なことは
・寝床で明日やることを検討しないこと

寝床=考える場所、にしてしまうと不眠のもとになります。

どうしても考えたいときは、夕方までに検討事項を済ましてどうするかを紙にでも書いておき、思い出しても取り組まないようにしましょう。

何度も思い出されますが、何度も取り組まないようにします。

場合によってはリラクゼーションを組み合わせてもいいでしょう。

では、仕事が嫌いでつらい人はどうしたらよいか?

仕事がなぜ嫌いかにもよりますが「仕事内容が合わない」「人間関係が・・・」という場合、いくら精神科で薬をもらって飲んでもやる気は出ません。

効いたと思っていても、根本的には何も変わっていないハズです。

仕事に対する考え方を変えていったり環境調整など地道な努力が必要になるでしょう。

そうすることで連休後の仕事のやる気のなさはなくなりませんが、不快な時間は幾分減らすことはできるかもしれません。

まぁ、全般的に言えることは不安への対処と同様で
「明日のことは明日考える」
です。

心配事を5分悩んで結論が出ない時は、そのまま考えても解決することはあまりありません。

心配事を解消しようとする解決努力が不安を強くさせます。

解決努力をしないことが、不快さはあるものの心配事を最小限に抑える結果となるのです。

結論:
心配事が浮かんで来たら
「明日にしよう」
にしてみては?

「もっと良い方法ないの?」って声が聞こえてきそうですが・・・良い方法は明日考えましょうよ。

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ヘルシーな食べ物は太るもと?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

最近「カロリーが低く、ヘルシーで安心」なんていうメニューがもてはやされていますね。

こういうものを見ると、ひねくれ者の私はちょっと注意したくなります。

ヘルシーなものは、本当にヘルシーなの?って考えたことあります?

これまでの心理学の研究によると・・・

・メニューにヘルシーなメニューがあると、カロリーの高いメニューを選択しやすい傾向があることがわかりました。
ヘルシーなメニューがない場合よりも。
例:肉ばかりにメニューに、サラダものせる

・ヘルシーなものをメインディッシュに選んだ場合は、太りやすいデザートを選択しやすくなります。

・チーズバーガー単品より、チーズバーガー+サラダも一緒に選択するとカロリーが減ると考えている人が多い。(野菜はカロリーを帳消しにしてくれる)

という結果が出ています。

これらの行動の理由は、良いといわれている行動(野菜など健康といわれている食品)があるだけで満足してしまい、満たされていない欲求を満たそうという行動(肉や炭水化物、甘いもの食べたい!)に走りがちになるから、といわれています。

「ヘルシーにがんばっているから、ご褒美をあげよう」
と、思っている人に多いようです。

ヘルシーなものばかりに囚われると反動でそうでないものが食べたくなりますよ~、と思ってください。

人間がまんしすぎるとダメなんです。

必ず反動がきます。

そうならないためには・・・

普段からきちんと、肉、炭水化物、甘いものをとりましょう!

太る食べ物はありません。

食べすぎるから太るのです。

特に過食がある人は注意です。

ヘルシーメニューにばかり目がいかないように気をつけてくださいね。

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強迫性障害の種類について

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害の人からよくある質問で
「自分の症状は珍しいのではありませんか?」
というもの。

珍しいから治りにくい→落ち込む、といったパターンになるようです。

確認や不潔強迫以外だとそう考えてしまうみたいですね。

ネットや書籍でも確認強迫や不潔強迫を例にすることが多いのでそう思うのは仕方ありません。

実際のところ
「これは珍しい・・・」
って感じの人はあまりいないのです。

よくある質問ですから当然珍しくありませんね。

・ものを溜め込む人
・ゆっくり行動する人
・疫病が怖い人
・100点の行動じゃないと不安な人
・「死ぬ」のような不安ではなく、「なんとなくすっきりしないから」繰り返し行為をする人
・不潔なものではなく、特定の人や物にさわると手を洗ったり避けたりする人
・不道徳なことを考えてしまうのが怖い人

などなどこの他にも強迫の種類はたくさんあります。

強迫観念がわかりにくかったり、強迫行為を頭の中でやっているため目に見えないこともあります。

一般の人は目にする機会が少ないですよね。

ただ不安の対象は作ればいくらでも作ることができるので、そういう意味では珍しいことはあるのかもしれません。

その場合でも何か治療として難しいわけではないので問題ありません(簡単に治るということではなく)。

「自分の症状は特別で治りにくい」とは思わず、まずは相談してみてください。

強迫性障害かな・・・と思ったらこちらの記事も参考にしてください
強迫性障害の家族への間違ったアドバイス
長い間強迫性障害でも良くなります
強迫観念への対応方法
強迫性障害に「一回だけ・・・」はダメなことが多い
これから強迫性障害の治療を受けようとする人は

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