「 2012年09月 」一覧

中途半端な練習にならないよう注意しましょう

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害の行動療法は理屈だけは結構単純なので一人でも行えます。

セルフヘルプ本も出ていますよね。

しかし、自分でやってもうまくいっていない人が多いでしょう。

その理由の一つは、どうしても自分だけでやると甘くなってしまいがちになることです。

例えば不潔恐怖や確認強迫の人が
「これは病気になる前からやっていることだから」
「普通の人でもやっていることだから」
といって、手洗いや確認をしてしまうパターンです。

トイレの後に手を洗うとか、外出前に一度はドアをガチャガチャやるとか。

どこをどう恐れているのか人によって違うので一概にはいえませんが、このあたりをやっていると中途半端になり、多少良くなったとしてもぶり返しやすいと思います。

「え~、そんなに厳しいの?」
「絶対できない」

と思うかもしれません。

まぁ、厳しいといえば厳しいですが、やりやすところからやればいいのでご安心ください。

ただ、どこが甘くて甘くないのかわからないという方もいると思います。

そういう時は行動療法の専門家に相談してみてください。

行動療法の専門家でないと「それは確認して当然だよ」とある意味まっとうなではありますが、間違ったアドバイスをされることがあるかもしれませんのでご注意を。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


認知行動療法デメリット

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

認知行動療法のメリットばかり書いているのも無理やり商品を売っているみたいでいやなので、デメリットについて書いてみます。

デメリットとして考えられるのはことの一つは・・・

「受け身の姿勢ではうまくいかない」
ということ。

どうもカウンセリングというと、ゆったりとしたソファに座って、無意識の世界を探索して、気づきを得て・・・みたいなイメージがありますが、そういうものではありません。

認知行動療法は覚えてもらうことがあったり、練習してもらうことが多いので受け身の姿勢ではあまり役に立たないのです。

場合によってはカウンセリングで外出することもあるくらいですから。

受けていればパーッとよくなるといくというイメージを持っている方は難しいでしょう。

逆に「自分の力で治せる方法があれば積極的に試したい」という人にはいいのかもしれません。

「積極的にやりたいし、やればいいのはわかるけれど、難しそうでなかなかできそうにないなぁ」と思う人もいます。

いろいろやってもらうので負担に思って難しいと思うことがあるのは当然です。

そういう方の場合はカウンセラーとできそうなところを話し合っていくといいでしょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


太り気味の人は寿命が長い

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

広告をみていたら「痩せたほうが健康」というものと「小太りのほうが健康」という相反するものを目にします。

どの情報を信じればよいか分からなくなりますよね。

そもそも何を健康とするのか難しい問題がありますけど。

ただ寿命という観点から考えた場合には有名な研究があります。

東北大学と厚生労働省の研究です。

BMIと寿命との関係を調べました。

BMIによって「痩せ」「普通」「太り気味」「肥満」にわけたんです。

結果はどちらも「太り気味」の人が一番寿命が長い、というものでした。

あとは普通、肥満、痩せ、の順番です。

BMIだけが寿命を決定するわけではありませんが、長生きしたい人はそこそこ太っているとよいとういうことなのでしょうか。

この結果を考えると「普通」ってなんだろう、って思いますね。

ちなみに肥満度の高い人ほど医療費がかかるという結果もでていますので、太りすぎにはご注意を。

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ご家族が認知行動療法をすすめるときに注意してほしいこと

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

認知行動療法を受けにくるかたで、
「家族からすすめられて嫌々きた」
という人もいます。

例えばマイナスの発言ばかりしていたらご家族がイライラしてきて
「認知行動療法をやってプラス思考にしてこい」
といったパターンです。

そもそも認知行動療法はプラス思考にする方法ではありませんし、
本人が認知行動療法をやる気がない状態ではうまくいかないことが多くなります。

ご家族の方がカウンセリングをすすめることは良いと思いますが、無理やりやらせてもうまくいきません。
本人の気持ちも確かめながらカウンセリングをすすめてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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うつ病になりやすい性格があるといわれていますが

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

うつ病になりやすい性格傾向として
・几帳面
・責任感が強い
・完璧主義
と言われてきました。

しかし、最近ではこの説は怪しいとされてきているようです。

実際のところいろんな要因でうつ病にはなりますからね。

性格傾向はこーだ、とは言い切れないでしょう。

「昔はうつ病は自分とは無関係だと思っていました。だって几帳面でもないし、真面目でもなかったし」
という、うつ病の患者さんも多いです。

そういう意味では誰でもなりうる病気なのかもしれません。

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音楽を聞いただけで頭がよくなる?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

以前「モーツアルト効果」というものがはやったことがあります。

モーツアルトの音楽を子どもに聞かせると学習能力が高まる、といったものです。

CDなんかが出ていましたよね。

今でもやっている人もいるのではないでしょうか。

しかし、私がこの話題を出したってことは・・・そうです。

モーツアルト効果は否定されました。

はじめはある研究チームが発表したものにすぎなかったのですが、メディアが大きく取り上げたんですね。

一気に世の中に広まって一大ビジネスとなりました。

その後世界中の研究チームが追試験を行ったんです。

そうしたらどの研究でも効果が認められませんでした。

科学的には否定されましたが・・・。

効果が認められなかったことはメディアには取り上げられることはありません。

だから今でも効果を信じている人が多いわけです。

もちろんモーツアルトを子どもに聞かせることは悪いことではありませんので。

クラシックに興味を持たせる目的であれば良いと思います。

ちなみにどんな音楽を聞いたら成績は上がるのか?

参考になる実験結果があります。

その一つは好きな音楽を聴くということです。

結構みんなやっていることですよね。

効果的なことを自然にやっていたんです。

ただし音楽自体が成績を上げるのではなく、気分が良くなった結果である、と考えられています。

音楽を聞いていたら成績が良くなるだろう、とは思わず、地味に勉強しましょうね。

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摂食障害の薬物療法と治療法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

土曜日です。

土曜日が休日であることがほとんどない私はちょっと新鮮な気分です。

さて、今回は摂食障害の薬物療法と治療法について。

薬物療法は専門外なので私がどーこーいうことはできません。

このため厚生労働省が出している摂食障害の薬物療法について書いてあるのを紹介。

これによれば薬物療法は過食衝動の軽減に用いられることはあるけれど、これだけで完全によくなったという報告はないよと。
要は摂食障害に効く特別な薬、というものはないということです。
ただ、うつや不安とかほかの精神疾患が背景にある場合は薬物療法を用いることもあるのでお医者さん指示には従ってくださいね。

時々病院にいって薬をもらったり、入院したら摂食障害は治るのでは、と思っている(家族の方が多いような気がします)場合があります。

あくまで入院は緊急的措置です。

それだけで治ることはほとんどありません。

だからといって、ちまたでやられている「こうなったのは親のせい。それを分析しなくては良くならない」といった類の「治療」を受けてもよくなるという根拠はありません。

厚生労働省が発表している治療法でも、そのような治療法は推奨されていませんよね。

地道に過食や嘔吐に対処していき、食事をととのえていったり、人間関係を見直していったりといった治療が効果を示しているのです。

このため薬物療法が必要な方もそうでない方も、きちんと効果が認められているカウンセリングを受けるようにしましょう。

できるだけ早く摂食障害の方がスタンダードな治療法にたどりつければいいなぁと思っています。

周囲に摂食障害の人がいたら教えてあげてください

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なかなかやる気が起きないときは

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

抑うつ的な気分の時、やらなきゃいけないことがあるけれど、やる気が起きなくてなかなか取り組むことができない時ってありますよね。

ついつい先延ばししてしまう。

ここで・・・

「どうやったらやる気が出てくるだろう」

と考えがちな方は注意です。

そのような人はさらに物事に取り組めなくなるからです。

休んでいると自然にやる気が出てくることがありますが、それでもやる気がでてこない場合、おそらくいくら考えてもやる気が出てきません。

そうすると抑うつ的な気分になり、さらにやる気が出なくなっていく悪循環です。

ではどうすればよいか。

多くの人に「やっぱり」と思われますが・・・

「やる気がなくても動くこと」が重要なんですね。

動いていくうちにやる気が出てくることが多いのです。

「うつの時って無理に動いちゃダメなんじゃなかった?」
と思いませんでした?

うつの時に無理に動かずじっくり休んだ方がいいのは、最初の症状がひどい時だけです。

ある程度動けるようになったら、動きながらやる気をだしていかなくてはならないのです。

動いていくとやる気が出てきて、元気になっていく循環になります。

休養と活動のバランスが大事ですので、偏りすぎないようにしましょう。

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うつの時の否定的な考え方

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

うつ病になっている時の否定的考え方について。

・自分に対して否定的
「自分は何をやっても駄目な人間」

・他人や物事に対して否定的
「周囲は自分のことをダメ人間と思っているだろう」

・将来に対して否定的
「今後良いことなんてないだろう」

こんな感じでなんでもかんでも否定的にとらえるわけです。

本当は自分にもよいところがあったり、現在良いことが起こっていても気づかないか、過小評価してしまいがち。

このような考え方のクセに気づき、柔軟にしていく練習がカウンセリングですることの一つです。

考え方のクセに気づくようにしたり、
その考えは本当?
100%そうなの?
友達がそういう考え方してたらなんていってあげる?
などなどのツッコミをいれたり質問を投げかけたりします。

認知行動療法の中の代表的な練習ですね。

やっているとだいたい「心からそうは思えない」「こんなことやっても良くならない」という「否定的な考え」が浮かびますので、その考えに対してもツッコミをいれるとよいかもしれません。

うつの時は何をやっても否定的になります。

否定的だなぁということに気づいて別の考え方はないか検討してみてください。

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強迫性障害の人で行動療法を受けたことがない人が多い

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害の人が病気のことを調べると、ほとんどの方が行動療法に突き当たると思います。

薬物療法と同等かそれ以上という成果が出ていますからね。

それでも受けたことがある人は少数派だと思います。

受ける人が少ない理由としてはいろいろあると思いますが私がよく聞くのは
「必要ならばかかっている医療機関からすすめられると思ったがすすめられなかったから」
というもの。

薬物療法だけで治療をすすめ、よくなったり悪くなったりを繰り返して、数年~十数年も医療機関にかかっているといったパターンです。

「ずっと治らない」
「自分には行動療法が必要ないのかなぁ」
と思っていたということをよく聞きます。

以前は強迫性障害は治らないと思われていました。
しかし、現在は行動療法の登場で治る可能性が高い病気となっています。

ただし、よっぽど行動療法に詳しい人が医療機関にいなければ薬物療法のみが選択肢となる場合がほとんどだと思います。

下手をすると医療機関の専門家から「強迫性障害に行動療法はきかないよ」と言われるパターンもあります。
そのように言う専門家はまず行動療法の専門家ではありません。

医療機関の専門家であれば行動療法をできるだろう、治した経験があるだろうというのは間違いです。

このため強迫性障害の行動療法を受けるためには自分で治療機関を探さなければならないのです。

薬物療法以外の方法を探している、または薬物療法をやってはいるけれど他の方法も併用したいという方は、積極的に行動療法をやっている治療機関を探してみてください。

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